スナックビル「オリプラ」の誕生
(前回の続き…)
1985年8月、中の人一家は札幌から釧路に転居し父は東洋ビル開発株式会社という法人を設立、6億5,000万円で旧オリエンタルデパートを購入しました
以前の記事でもご紹介しました通り、父の(会社の)全財産は2,000万円程度でしたので、全額を金融機関からの借入で賄ったことになります
時代はバブル経済突入期、金融機関の与信管理はユルユルだったからこそほぼ空きビルの不収益物件を全額借入で購入できたのかもしれません
購入代金の調達に成功はしたものの、続いて各フロアのリニューアル工事費用4億2,000万円を借入しなくてはなりません
ビルの担保価値は購入額の6億5,000万円がマックスでしょうからおかわりの4億2,000万円は社長個人に対する信用貸しです
時代は財テクブーム真っ只中
後に乱脈融資などと名付けられた融資も、この頃はあったりまえの日常茶飯事です
いまでは到底考えられない日本国民一億総前のめり時代だったからこそ、こんな前のめりな信用貸しがまかり通ったのかもしれません
そんなバブリーな世の中、何とかかんとかリニューアル工事の原資を得ることができまずは空床の3階4階の工事がスタートしました
元はがらんとしたフロアが
約3か月間の超スピード工事期間を経ると
あ~ら不思議!3階21軒・4階22軒・合計43軒のスナックフロアの完成です
ちなみに父が内装施工管理を手掛けた「フジビル」はビル全体で40軒のスナックビルなので、この2フロアにフジビルがすっぽりと入る計算になります
さすがにこの暴挙ともいえるスナックビル化突貫工事は地域住民の度肝を抜いたらしく、当時の北海道新聞さんが記事にしてくれました
3.4階がリニューアルした11月の末には42軒中11軒がオープン
なかには今でも末広歓楽街のキーパーソンである某人気マスターのパブも…
それがこちらの男と女の接近ゾーン「Club DINO」
懐かしい思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか~
順調に推移するテナント成約に気をよくしたのかどうかは分かりませんが、父はこんな太っ腹なイベントも開催しちゃいました
スズキアルトご当選おめでとうございまっす!
是非ともご当選の感想(当時)を聞いてみたいものですw
てか、どうやって柱の多いオリプラ1階にアルトを搬入したのかとっても不思議でございます
と、オリプラ購入からやや1年、一見順風満帆に推移しているように見える中の人の父上の人生ですが、実は悲劇の足音がヒタヒタと近づいていたのです…
(次回に続く…)
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特技がタロット占いのマスターから危険物乙四種資格者のママまで、個性豊かな(というかキャラ立ちすぎな)ママ・マスターの小宇宙的スナックビル「オリエンタルプラザ」のお店紹介は⇩こちら⇩からどうぞ♬
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