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不倫の果ては「憎しみ」という沼#58

不倫で悩んで堕ちた読者の方から相談がきた。

彼女は今も憎しみの炎に焼かれ続けている。

不憫だ。怒りや憎しみは、飼いならしづらい。

誰かのせいにすると、楽になる気がするから、誰かのせいにし続ける。

でも、その誰かは、人生を補填も保証も、支えてくれもしない。

だから憎しみは、ずーーーーーーーーっと燃え続けてしまう。

甘んじた時間があるのに、奪われた時間ばかり考えてしまう。

誰でも、自分が悪いなんて、悪だなんて、加害者だなんて、おもいたくない。

現実から目を背ける時間がながかった程、執着が大きいので切り替えるのは難しい。

では、どうするか。

自分の悪い点と向き合う。

傷ついた人のことを考える。

すすめないのは「自分が一番可哀想」だと思っているから。

結婚できない、不安、相手の気持ちもわからない。

考えれば考えるほど不安で、考えることに疲れてしまって、周りにも反対されるだけだから、言えない。

孤独や自分の傷が深い分、回復はもちろん、早くない。

現実とむきあうのも、辛い。時間は戻らない。自分の貴重な若さと時間を賭けてきてしまったから。

都合の悪いところは見ずに、運命の人って、信じてきてしまったから。

そのツケが回ってきてしまった。

しんどい。重い。もう考えたくないけど、そこと向き合わなければ、もっと時間を無駄にする。

自分のせいを受け入れるのは辛い。既婚者も悪い。でも、一緒におぼれていった自分も共犯。

はやく、そこから抜け出して、自分のダメな部分を受け入れよう。

そこから美味しいものを食べて、よく寝て、自分のための新しい出会いを探そう。

仕切りなおして、人生をやり直そう。

多分、彼女はこれを読まないと思う。でも、なんか言いたくて書いてしまった。

不倫に悩む人がいたら、届いて欲しいな。

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