自分で探してきた好きなこと「パンダコパンダ」にハマって#73
本も、おもちゃも、ゲームも、全部「私が楽しそう」なものを与えてきた。
初めての映画も同じで、ママ友におすすめされた「さかなのこ」を見に行った。
初映画は6歳になった彼独特の感性に思いもしない方向でぶっささり「怖い」とさかなクンが捕まったシーンで号泣。
なんとかなだめて映画を見切った。
「ちょっと僕には早かったかな」
と、いう感想で、まあ、思い通りには行かないものだなと帰宅した。
が、その映画の予告ですごく気になるものに彼は出会っていた。
その名もパンダコパンダ。
公開50周年を記念して上映されるその映画を見たいと言い出した。
調べてなんとか公開に映画をすすめてくれたママ友と一緒に行き、鑑賞。
更にドはまりした。アレクサにはパンダコパンダの主題歌をつけてくれるよう連日リクエスト。
メルカリで買ったアニメ本は毎日寝室に持ち込むハマりっぷりだ。
好きと出会って、自分で「みたい」と交渉し、どんどんのめり込んでいく様子を見て、子どもの成長を感じる。
それにしてもこのコンテンツ戦国時代に、わざわざ50年前の作品と出会い、ハマるなんて、想像もしなかった。
何が心をつかむかなんて本当にわからない。
エルマーの冒険を一緒に見たかったけど「ちょっと僕は怖いから読まない」と断られてしまったし、買うつもりもなかった図鑑がずらりと本棚に並び、その上ではクワガタの幼虫を飼育している。
子どもがいることで大変なことも多いけど、こうやって人生の幅を広げてもらえる楽しみがある。
今度はお父さんと一緒にパンダコパンダを見るらしい。
いいぞ。じぶんにとって特別なものをどんどん増やしていってくれ。
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