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子作りが終わったあと#65

我が家のパーティーが揃った。

それに伴い、車も、家も買った。あとは消化試合だが、それをめちゃくちゃ楽しむつもりだ。

ところで、一人目を産んだ直後私はとてもとても怖かった。

社会に私の居場所がなくなり、思春期から積み上げてきたアイデンティティがどんどん子どもに浸食され、「自分」が消えていくコトに。

だから、簡単に評価される「お金」のために「仕事」をしなきゃとライターになった。

書く仕事がしたかったから、それは私の夢になり、休みも、子育て時間が減ることも全然問題なかった。

それから4年。具体的な目標をクリアしながら、最後の子作りが終わった。

私が、私に帰れる時間が増える。ただただ嬉しいかと思ったら、今度は「仕事を言い訳に子育てをおろそかにしてきたこと」が気になるようになってきた。

「3人産まなきゃ、その間に私の価値が0になったらいやだな」

から

「幸いなことに3人産まれた。もうあかちゃん、終わりか」

と。

ライターとして、記名記事も増え、仕事もある程度あり、そっちにおわれている間、ほかのママたちは育児休暇で赤ちゃんの顔を見ている。

私はスマホやパソコンにかじりついている。

子どもに「待って!」といいながら他人の恋愛相談にのっている。

そういうのがちょっと違うよなと思ってきた。

家を買ったので全く余裕があるわけじゃないですが、末っ子が赤ちゃんの間は、とりあえず子ども、家族時間を優先に、やりたい仕事だけをやっていく。

その中で、ブログやnote含め私の「あそび」の部分を増やしていく。

私の思考や、私の言葉を取り戻していく。

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