20代の100万円#71
先日、私と同じく3人の子どもを育て、同じ職場の旦那を持つママ友と一緒に出掛けた。
その時「先週脱毛エステ行ってて~」って話をしてて、きくと20代で100万円かけて永久脱毛をして、あとは毛が出てきたら何回行っても無料なのだそう。
自分の周りも何人か脱毛してて、そのことに驚いたわけじゃないけど、
「30歳でやっと払い終えてさ~」
って話す彼女の話を聞いてたら、真っ先に頭に、私はその100万円、海外旅行にぶち込んでたなっていうのが頭をよぎった。
同い年でも私の毛ははえ放題だし、定期的な処理も必要。彼女はその煩わしさがないんだろうなと。
私には「○○行ったことあるよ」っていう経験値しか残っていない。
でも、彼女と私の状況なんかは似通っていて、同じ100万円の使い方がこんなに違っても、人生って似たような着地点にいたりするんだなと思った。
人生に正解はないけど、20代の自分が「これが自分には必要だ」と選んで、稼いで使ったなら価値はかわらないのかもしれない。
30代の100万円を考えると、私の場合、真っ先に帰省の料金が出てくる1回あたり家族で20万円(飛行機代のみ)。
10年帰ったら飛行機代だけで200万円。娯楽費食費をいれると300万円になる。
結構でかい。
それを出して、高知に帰って、親や、おばあちゃんにあって、友達に会って、故郷を懐かしがる。
なくてもいいけど、多分、今それをださないと今小さい子どもたちと、今、現時点一番若い親との交流はなくなる。
語る思い出も減るだろうし、経験値も減る。
私が20代で100万円使って海外に行った思い出は、実用的ではないけど、目に見えない部分の価値観として私の中にあって、一部は柔軟なものの見方ができる要因にもなっている。
残ってないけど、また戻れたら同じように海外旅行に100万円使うだろう。
20代の100万円、30代の300万円。
私が使うお金は、成果として残らない。でも、出会いや、思い出とか、見えないけど積み重なることで広がるものが、なんかある。
今は、今しないともう戻ってこない。今できること、今感じられることにお金を払うことを、私はやめないと思う。
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