王来篇第3弾「禁断龍VS禁断竜」カードレビュー Vol.1 キングマスター編

◆はじめに

のまろかです。最近文章書いてなさすぎワロタ。諸事情で紙触れてないんですけど、文章モチベも比例しちゃうもんですね。学び。

リハビリも兼ねて、軽めの内容で一筆書きたかったのでちまちまカードレビュー投げていこうと思います。SRまではやる。VRは気が向いたら。あんまり期待しないでね~

レビューに先んじて、まずはスタンスを明確にしておきます。僕は競技にどっぷり浸かってるプレイヤーでもなんでもないので、現環境の◯◯に強い!みたいな評価はほぼできません。そういうのは誰かがやってくれる。なので僕の評価は地べたで殴り合いするフリー対戦で使うようなデッキの想定で評価していきます。こんな雑な指標でも割と競技にそのまま転用できることもあるのでこの評価軸が僕は好きですね。

長々前置き書きましたけど、Twitterに書き殴ってる文章を清書しただけの内容です。140文字が短いのが悪いよ。

てなわけで本編。

◆(KM1/KM3)禁断英雄 モモキングダムX

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最初からで申し訳ないんですけど、ちょっとした愚痴から。キングマスターの明確な挙動が未だに解らないの、マジで何?

ひとまずこの場では「進化元がいない状態で場に出せて、cipでレクスターズを下に入れる」挙動を想定します。そうじゃなかったらマジでなんなんだと思うけど

本体スペックはというと、スタッツは異次元の優秀さ、色拘束は強め。場に出た後4体のレクスターズを場に出すことでほぼ無条件の相手だけ全体除去を放った後、耐性持ち3打点が突然殴ってくるというスペック。正直やってることはクッッッソ強い。

イメージだけいえばちょっと構築の幅が広い新世壊、って印象です。コンスタントにカウントを進めて、その間に勝手に並んだスター進化と一緒に殴りきろうぜ!って感じなのでかなり正しくドキンダムっぽいことができる。

しかし、このカード最大のネックは赤黒2マナという強烈な色拘束とデッキ内レクスターズ比率の両立。

というのも、このカードは前述した通り新世壊。当然2tのキャストが強い。そして強く使うために多くのレクスターズを採用したい。しかしレクスターズは余りにも土地が貧弱極まりない存在なのだ。一応赤黒ジョーカーズレクスターズはそこそこ刷られるっぽいのでデザイナーズ成立の芽はあるかも。3弾では不完全かもだけど。

結論、現状見えてるプールだと2tのキャスト+レクスターズの両立はどうにもしんどそう。なのでマナ拘束を無視して踏み倒し+レクスターズ(鬼羅.starとかナーガ.starみたいな両方兼ねてる奴もいるし)を機軸に組み立てて行くのがよさげ。

踏み倒しの候補は先ほど挙げた鬼羅.star、ナーガ.star、ヘビポ.star、デスシラズ.star、灰になるほどヒート、クロニクルブルースの下、影世界のシクミ、虚数転生、ベイビーバース等。ベイビー?99999なのに??

個人的にはアブゾドルバ.starと合わせるのが強い読み。トリガーレクスターズ仕込んでカウンター構えられたりするのとか、デッゾ.starと絡めばリソースゲーム出来そうな感じもかなり味がする。

あとは高パワーを生かしてバトル効果で除去したり、ブロッカー付与してクソデカい壁にしたり、耐性持ちレクスターズとして進化元運用したりとか。パンチフォックス1ドローとかも僕は好き。

何せコストが低すぎる、パワーがでかすぎる、種族サポートが多すぎると異質な要素が渋滞しすぎるすごいカードです。流行してミラーが発生すると先に解放(開国?)したもん勝ちなのがグロそう。期待も込めて5段階で4付けようと思います。

◆(KM2/KM3)禁断竜王 Vol-Val-8

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今弾最狂のバケモノ。何をどう使っても強いです。

狂ったパワー、邪魔しない色、強い種族、ジャストダイバー+EXライフの2重の耐性、SA、高品質のリソース補充、全体除去、おまけの追加ターン。何がどう弱いんだ。

コストか?いや、この色だぞ?単体完結だぞ??全然苦でもないだろ。9マナ払う価値余裕であるのに踏み倒しも軽減もしやすいの異次元過ぎる。間違いなく今弾最強だと思います。5段階評価で8ぐらいある。

評価とか賢そうな言葉使っててこんな主観的なこと話すのもアレなんですけど、僕このカードめちゃくちゃ好きなんですよね。

というのも、このカードって「クソデカGWDとして特にシナジーのないデッキに突っ込んでも強くて、専用構築チックに追加ターンを狙いにいくデッキにもできる」んですよ。そのどちらもをかなり高い次元で実現する。

これは一部の十王篇のキングマスター達にも近しい特徴ですね。勝熱英雄モモキングとか「正義帝」とかメテヲシャワァなんかもこの部類。優劣をつけるつもりはないですが、かなり正しくキングマスターしているカードだと感じます。

実際どう使うのかみたいな話は正直マジでなんでもいいんですけど、スタートデッキのディスタス基盤に始まり、5c等のビッグマナ、栄光ルピア等を活用したドラゴンビッグマナ、ブレストドラグナーの様な捲り系統、GR召喚を駆使した白抜き4cコントロールなど。ぱっと思いつくだけでもこれぐらいあります。

個人的にアツいのは「ある程度マナを伸ばせる機構を持っているが、各種メタクリに弱いコンセプトデッキ」にVol-Val-8を投入して、相手のメタクリを轢き殺すカードでありながら、そのままEXターンを獲得して強烈な勝ち筋とする使い方が出来るのがおもしろいと思っています。序盤は土地として大活躍するのもgood。

どんだけ雑に突っ込んでも仕事しちゃうドルファディロムタイプのカードです。ありがたいことにキングマスターなので大して値も張らないはず。4枚は持ってて損はないでしょう。

◆(KM3/KM3)零獄接続王 ロマノグリラ0世

【零獄接続王 ロマノグリラ0世】
ディスペクター/ダークロード/ガーディアン/ナイト
光文明/闇文明/自然文明/コスト11
クリーチャー
パワー17000
■EXライフ
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を見てもよい。そうしたら、その中から、1枚を墓地に置き、残りをマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、コストの合計が、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下になるよう、自分のマナゾーンと墓地からクリーチャーを最大1体ずつ選び、出す。
■このクリーチャーがタップしていれば、自分は攻撃されない。


画像が!出てない!!早くして!!!!!!!!!!


ということで出ました今回の問題児。あまりにも魅力的な見た目とテキストから数多のデッキビルダーが製作に励むも、異様なまでのデッキのならなさに匙を投げる様子をTwitterでこれでもかと見てきました。

最初に断っておくんですけど、ロマノグリラ自体のスペックはメチャクチャ強いんですよ。登場時効果で攻撃時に踏み倒すカードを補充でき、発射したクリーチャーをマナや墓地に送ったところでロマノグリラがもう一度動くだけで再度出てくる。ロマノグリラへの対処が出来ないと詰むのにロマノグリラから更にヘイトを買えるカードを常に供給されるので非常に詰ませ性能の高いカードといえます。

また、このカードの凶悪なところは"自身を増殖させることができる"にある。ロマノグリラが2体でも並んでしまえば、片方処理できたとしてももう片方が次のターンに再度ロマノグリラを何処からでも出してきてしまうので、4回11コスト17000を処理しないと手が付けられなくなってしまう。当然ロマノグリラは基本的にタップされている為、先にEXライフをブレイクしてからバトルで倒すといった対処がほぼ不可能なのも詰ませ性能の高さを感じる部分である。


とまぁ、ひとしきり褒めちぎったところで冒頭にあったデッキにならない理由のところに入っていくんですけど、こんなの理由はただひとつです。


ネクラカラーの!基盤が!!クソザコナメクジすぎる!!!!!!!!!!!!!!



もうひたすらこれです。ズタズタとしかいいようがない。

色々問題は山積みなんですが、まずはマナブースト面から。ネクラカラー、デドダムがいません。(完)

デドダムって本当にこの大多色時代に適合したカードで、大量に多色を採用した上での3コススタートを十二分に肯定するスペックを持ってくれています。それがないならどうするべきだと思いますか?僕も本当に悩みました。

結論、多色めちゃくちゃ入ってるのにケツに力入れて単色引き込んで2ライフ⇒4スクリームチャージャーすることにしました。

この脆弱さ。あまりに前時代的なのは理解しているが、それ以外の択がカードプールに存在していないも同然なのだ。仕方がない。

次に受け札問題。少し考えてみてほしいんですけど、光や闇のトリガーで強力なものって何を思い浮かべますか?


僕は光であればヘブンズ・ゲートやドラゴンズ・サイン、闇であれば戒王の封や襲来、鬼札王国!のような「踏ませたら勝ちに直結するレベルの展開カード」を想像します。実際この辺りは強力なため、採用を検討することはできるでしょう。

しかし、これらのカードとネクラカラー、致命的に相性が悪い。

まずは光のカード。なんとネクラカラー、手札が増えません。(完)

続いて闇のカード。なんとネクラカラー、墓地の枚数は稼げど手札交換じゃないので狙ったカードは落ちません。(完)

ということで、(ロマノグリラ自身の2ブースト込みとはいえ)11マナを目指すデッキでブーストと受けがズタズタという、あまりにも無視できない問題を抱えています。ヒャクメ-4っていうオリカは居るんだけど、それだけでどうにもならない基盤の脆弱さがそこにはあった。ディスタス・ゲートのテキストのなりふり構ってられるか!感から早期に察しておくべきだったのかもしれません。

とはいえ、そんな脆弱さを開発側が認知してないはずもなく、グレイトフル・ベンなんかの(重たいけど)強烈なインフラを恵んでくれており、ネクラカラーとしてというよりはディスタスを最も正しく使える接続ディスペクターのデザイナーズとして完成を目指している方向性を感じさせてくれています。

なので、ロマノグリラを考えはじめて1ヶ月、常に護聖 ホネンビ-1の収録及び公開を待ち望んでいます…それで救われる命があります…何卒…何卒…

◆おわりに

後半なんかネクラカラーへの愚痴しか書いてなかった気がしますけど、一応レビューってことで。

デュエルマスターズ、カード公開ペースが遅いので先出しされたカードだけ異様に研究進んじゃうんですよね。カードプール割れてもないのに。

何しても強いVol-Val-8はさておいて、モモキングダムやロマノグリラは発展途上のギミックにかなり依存しているカードです。言い換えれば、王来篇2弾分の超強化が約束されているということです。そういう目で日々更新される新カードを見て一喜一憂するのも楽しいので、また午後6時、チラ見せの時間にお会いしましょう。それでは。



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