アドバンスGP使用デッキ 青黒零龍についてのあれこれ
◆はじめに
のまろか(@Wasshoiexpress)です。記事はもう半年ぶりぐらいになりますね。特殊セットも含めてプール更新される度に記事書いてた熱量はどこへやら(これに関しては王来MAXが味しなすぎたのが悪くない?)。
そんなこんなでGPお疲れさまでした。僕はアドバンスのみの参加でしたが、6-3で予選R完走と誇れはしないまでも中々満足いくぐらいの結果は出せて良かったです。改めて対戦相手や当日お話した方、ご飯食べに行ったオタク、ありがとうございました。
前置きも程々に、記事の本題であるデッキの話に入ろうと思います。
今回は友人のザーサイくん(@zasaimen)から案もらって2人でちまちま調整しながらプレイ詰めて持っていったものなんですが、結構な手応えを感じました。さしてCSみたいな大会に出ることもない2人で調整してこれなら集合知に投下すると凄いことになるかもしれないという淡い期待も込みで記事にしてみたいと思います。よければ最後までお付き合いください。
◆デッキリスト
よ、よわそう~~~~~!!!!!!
実際メインデッキの出力は悪い意味で大変なことになっているのですが、数多あるデッキ外カードの中でも群を抜いてイカれたカードである零龍はこのメインデッキを十分に勝たせるパワーがあります。(実際に負けた3回の内訳は僕が下手で卍誕をスカされてしまったのが2回、卍誕するしか勝たない状況で盾から返されたのが1回で、6回の勝ったゲームは漏れなく卍誕してます)
立ち回り的には昔の零龍ギャスカが特定の対面に対してやってた「墓地の儀残しで卍誕を構える」を主軸に、墓地リセやとこしえなんかを諸々ケア出来るように変則的に卍誕を構えつつ殴っていくミッドレンジっぽい動きを取ります。対面によって墓地の儀残しも破壊の儀残しも手札の儀残しもやります。
打点溜めて卍誕と共に一斉に殴りかかるもよし、卍誕を盾にちまちま削っていくもよし、ひたすら卍誕目指して駆け抜けるもよしです。裏を返せばプランの取り方間違えると何にも勝たなくなっちゃうので、参考程度に僕達が詰めた対面に関してはプレイ方針を付けておきます。
◆個別解説
◆コンセプトカード群
◯闇参謀グラン・ギニョールx4
キーカードその①。
コンセプトカードの1枚目がなんでこれなの?と疑問に思われるかもしれませんが、間違いなくぶっちぎりでこのコンセプトを成立させている、いわゆる過労死枠。仕事を箇条書きで書き連ねると
十分なカウンター性能を持つトリガー
復活の儀達成
墓地からの墓地肥やし及び手札補充
ジョルジュバタイユの頭数確保
とこしえの一時的な除去
P侵略対応による実質的な処理強要
なのに自力で墓地から出てくる
レッドゾーンXと合わせた盤面処理(破壊の儀及びディスカードでの手札の儀達成)
レッドゾーンBSRに覚醒しながら墓地に行ってリソース回復
自分の雲人を戻してハンデスを複数回撃ち込む(相手の手札を枯らしての手札の儀達成)
自分のジョルジュバタイユを戻して山回復
ぱっと思い付くだけでもこれぐらいあります。副産物でフォビドゥン・ハンドでついた封印剥がしとかもできますが、まあそこまで書いてるとキリがないので。
見えた枚数だけ動きの幅に自由度が生まれるので、4枚じゃ足りないぐらいの最強カードです。オリジナルでも十二分に活躍できる良いスペックのカードですが、アドバンスだとマジでどえらい強さなのでこの形以外にも色々試されてほしいなと思います。俺にはまとめきれなかったけどレッドギラゾーンとかやってほしい。
◯ジョルジュ・バタイユx4
キーカードその②。
能動的な破壊の儀誘発、大量の墓地肥やしによるリソース確保と墓地の儀誘発、耐性持ちTブレイカーと零龍とは格別の相性を持つのは周知の1枚ですが、本デッキにおいては「これがないと始まらないデッキがあるだけで、絶対に投げるカードではない」という認識をしています。破壊の儀を別で解決出来る展望がある場合(アナ闇相手とか)であったり、早めにウィニーで刻んでいく展開を作るパターンも少なくないため、テンポロスが普通に痛い場合にはジョルジュに固執しない展開を作ることもままあります。
とはいえ引きたい対面は多く、3tとかに投げたら全てを破壊できるバリューが出る上振れカードの側面もあるので、特に減らす理由もなく4枚としました。考え方によっては減らしてもおかしくないカードだとは思います。
◯龍頭星雲人/零誕祭x4
キーカードその③。
最低限の受けでもありつつ、細かいマナで零龍のデメリットを打ち消すレベルのハンデスを叩き込めるTブレイカーコマンドのすごいカード。これがあるからレンジの調整がやりやすく、動きに幅を作れます。
引きが噛み合って相手の手札枯らして手札の儀撃てた試合はまず勝てるぐらいの出力が出るので、常にワンチャン狙おうとするぐらいしても良いとおもいます。マナが浮いた状態でジョルジュバタイユを投げ、雲人ギニョール雲人バウンス雲人で黒3青1の計4マナで4ハンデスするのが超頻出なので、なるべくマナは黒多めに置くことを意識した方がいいです。
これは余談ですが、ドキンダムXが零誕祭で選ばれないことを相手が忘れてたおかげで一戦拾いました。あぶね~
◆インフラカード群
◯トムのゼリーx4
墓地の儀カウンターを構えたりアポロのレッドゾーンで一斉に破壊されない為の低パワーブロッカー兼手札を盤面に逃がせるカードとして採用。アナ闇のシ蔑ザンドに盤面ボコボコにされ続けるだけでアド差で負けかねないのでそういう部分を緩和しやすく、墓地溜まるまでは気楽にムゲンクライムのコストに回せるのでかなり使用感は良かったです。
ただ、離れたときのドローが強制なのが玉に瑕で、バタイユのコストにすると手札が余って儀を達成できない場合があるので、どうしても手札の儀を達成しておきたいならギャスカやザンバリーを破壊の儀から拾って達成を狙う場合もあります。
また、黒2マナ浮かせた状態でバタイユのコストにしたときにトムのゼリーのドロー+イワシンを山上から落としての手札交換+破壊の儀で雲人2枚を揃えて投げつけに行くことも多々あります。
フリー対戦だと「ぷるぷる!ぼく悪いゼリーじゃないよ!」って言いながら投げつけた方がミス誘えて勝率上がる気がするのでプロモより通常を使った方が良いと思います。
◯堕魔 ザンバリーx4
ブロッカーのパワーが抑えられがちな闇文明にポツンと存在するやたらハイスペックなブロッカー。5000もあるのにバトルに勝っても死なないし捨てる手札がなくても爆発しない。偉い。
1tザンバリーからザロスト切って次のターンからムゲンクライムを始められる上振れもありますし、捨てたいカードがベル=ゲルエール込みだと15枚あるのでかなり雑に使っていけます。手札の儀にも絡むしパワーがでかくて場持ちがいいのでムゲンクライムコストにもしやすく、ウィニーで刻む展開を作るときにとこしえから守れたりもするので個人的にはかなり強くて4枚推奨です。
◯一なる部隊 イワシンx4
青使う墓地デッキにはまず入る最強カード。
2で投げることも視野にいれること、青マナはだいたい2枚でいいのでそんなにマナに埋めないこと、グラン・ギニョールの手札補充テキストは墓地経由するのでイワシン拾えば2回手札交換出来ることぐらいしか今更語ることはないと思います。
手札が終わってるときにはケツに力入れてベル=ゲルエールからイワシン落としましょう。
◯暗黒鎧 ザロストx4
今更語ることはないカード2。いっぱい墓地に落としましょう。
シールド割られるとザロスト使えなくなるので実は結構相手依存のカードだったりします。ザロスト入ってる対面、積極的に盾詰めるのおすすめです。めっちゃつらいので…
◯ベル=ゲルエールx3
零龍デッキの革命児。準初動でもありながら墓地の儀復活の儀に触れることができ、最後に墓地から打点を生やせるフィニッシャー的運用も出来るスーパーカードです。墓地にあるときの圧力の掛け方がえげつないです。
とはいえ2コストなのにパワーが1000でムゲンクライム的に処理されやすすぎるスタッツがあまり芳しくない(マゲの1111で死ぬのとか)があるので積極的に2t2コストで投げたいかと言われると少し首をかしげるのも事実で、強制墓地肥やしゆえに最後の打点に使うにしても2体が丁度良いぐらいなので、最終盤に合計2枚墓地に見えて欲しいなの3枚で困ることはなかったです。4枚でも全然良いとは思います。
◆調整枠
◯戦略のD・H アツトx4
最後まで枚数悩んだ枠。同型再販で12枚使えるカードを4枚だけ割きました、を完全に納得させるの難しすぎる。
2ターン目に使えたら勿論最強なんですが、墓地に落としたいカードがある程度決まっていて逃がしにくい上に上に多色が致命的に重く、ギニョールほどコンセプトに食い込んだカードでもないのでどちらかといえば減らす寄りに動くのかな、と個人的には思ってます。
とはいえアツト系以上に入れたいカードを見つけるには至らず、山札をマッハで溶かすデッキである以上ドゥゲンダノロンよりは圧倒的に使いやすいアツトのみを最大枚数残す判断になりました。この辺の議論が好きなオタク、是非リプライを頼む。
◯龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢x2
墓地利用デッキの最強インフラ!…なんですが、最後まで悩んだ枠2。このデッキで終焉の開闢撃ったゲーム、なんも勝たん。クリーチャーが出ないので。
上下ともに保険の意味合いがかなり濃いカードで、1マナで除去撃てるのも最悪初動にならんこともないのもマジで強いんだけどこれに枠割くか~????を無限に悩んだ。
最終的にはアドバンス環境での1マナで撃てるマイナス除去の強さを買って2枚採用としたが、0~4まで考え方次第で全部あると思う。ここもオタク議論ポイント高い。
◯怨念怪人ギャスカx1
盾を割られることで手札の儀の計算が狂ってしまうのを破壊の儀から回収して最小のコストで強引に満たしに行くためのオプションとして採用。手札がとんでもないことになってしまったら2tとかに投げて手札の儀でビートするときもある。
殴れる4000なのもデッキ的な噛み合いがよく、調整枠の中ではかなり良く働いたと感じる1枚。結構オススメです。
間違っても嬉しくなって投げないでください。零龍とギャスカは入ってますがこのデッキは零龍ギャスカでもなければギャスカ自体上振れカードでもないです。
◯罪無 ヴォダラ垓x2
最後まで悩んだ枠3。ギニョールが4枚だと足りなかったので追加で青くて復活の儀に触れるカードを求めて、一番近しいのがこれだったので採用しました。
ビカビカ兆とかドロキオ垓も全然アリだったけど結局どれを使ってもギニョールが見えたらよっぽど使わない点は変わらず、それならキーカードを堀りに行けるヴォダラ垓が好みだったのでここを2枚ピックしました。ザーサイくんはヴォダラ1ドロキオ1にしてました。いの一番に抜いて良い枠だとは思うので好きにいじってみてください。
◆超次元
割愛。BSR4とラストストーム1は確定で、ヴォルグはトリガーケアになるかもしれないぐらいで入れてるだけで闇のサイキックならなんでもいいです(BSRの種にして打点組むオプションはあった方が良いので闇なのはマスト)。オブザ2なのにドギラゴンX2枚目がないのは買いたくなかったからです。
◆超GR
割愛。当初はぽくたまゼンノーテンタクルあたりをいれていたが、殴れないやつが出てくるの意味わかんないし2点欲しいこと多いし、デカい方が場持ち良くて結果的に強くね?と思ったのでダテンクウェール以外の2点+ロッキーの12枚に落ち着いた。これでいいと思う。
◆対面メモ
◆ガイアッシュ覇道
早期のガイアッシュ着地はダンテバスター絡まない限りそんなに困らないので、ザロストは積極的に使っていく。
とはいえ出てこないに越したことはないので、ガイアッシュにひっかかるアクション(ザロスト、P侵略、ジョルジュ、手札の儀)は1tに詰められるだけ詰めておいた方が良い。
リソース確保力がイカれてるので、相手の手札を枯らしての手札の儀はよっぽど無理。それはそれとして雲人は効くのでいっぱい雲人は投げた方が良い。
中途半端に刻むメリットはほぼないので、零龍5点+大量打点揃えて勝カツケア2点なんて考えずにパンチした方が勝つ。
ダンテは雲人ギニョールザロスト使えるからまだそんなにだけどバスターはガチで無理。嘘ダンテも嫌すぎ。いつまで革命Fの亡霊に取り憑かれてるんだこのゲーム…
◆赤緑アポロ
パワーが違うブロッカーをたくさん並べてブロックして耐える。もたついてくれたら破壊の儀残しで構えられるのでブロッカー4面ぐらい並べてレッドゾーンX2枚要求まで要求値を上げられる。たまに墓地の儀をアポロに撃って墓地肥やしもする。
さらにもたついたら普通に卍誕パンチで殴って勝つ。
◆赤黒マゲ
ノートリは考えられないので、極端な話ドルハカバを出された3ターン後には負けると考えて良いので所謂蓋デッキへの対抗の仕方をするような対面。積極的に盾詰めて相手の先爆発を誘って卍誕で返す、相手のレッドゾーンXに極力ボードを殴らせるみたいな動きができるとベスト。ドルハカバ以外の全てに雲人が効くので雲人は投げ得。
墓地の儀ケアが相手目線封印でブロッカーを退かす以外できないので基本的に墓地の儀を構え続けるので問題ない。8枚のトリガーを踏ませて勝つか、そのまま押しきるゲーム。
↑これ全部サンライズ張られたときの話で、サンライズなかったらこっちが50点ぐらいの動きでもさっさと卍誕したらだいたい勝てる。マゲより零龍の方が強いので。
◆アナ闇
復活の儀と墓地の儀を極力速やかに満たして、相手の動きで手札の儀と破壊の儀が勝手に満たせるのでなるだけ早めに卍誕し、シ蔑の除去を零龍に吸わせてヴェルデダムド要求しながら殴る。クローチェがあらゆる面でのキラーカードではあるが、逆にクローチェだけ気にしてればかなり行ける対面。とはいえ復活達成前にとこしえ2体とか言われると泡吹いて死ぬのでそんなにやりたくはないよ~って感じ。
GP前にきっちり詰めてたのはこの辺でした。もしかしたら追記するかも。もしかしたら。
◆おわりに
こういうのは鮮度が命だと思うので思ったところをばーっと書き上げました。派手な結果こそ残せませんでしたがかなりいいデッキではあったと思います。アドバンスのオタク、あとは頼んだ。
質問とかあったらリプライでもDMでもいいんでください。可能な限り答えます。
3週間程度でしたが、競技DMっぽいのもたまにやる分には楽しかったです。DMGP2023春まで競技やらないと思うのでまたそのときに会いましょう。
それでは。
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