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大学生はなぜ天草を目指すのか?

天草のみなさん、
大学生の強み

「アイデアソン天草 」

9月7日から11日にかけて関東および関西の大学生9人組が天草内の様々な事業者を巡り、新しい仕事を提案するという企画がありました。僕も企画立ち上げ時に協力させていただいたことから、いろいろと思うところもあり、記事としてまとめてみました。
今回は、僕の見えてるところだけでも多くの方々にご協力いただけたようで天草は本当に熱意を持っている人が多いなーと思いました。また、関わっていただけた皆さん、本当にありがとうございました。
さて、企画内容ですが、「大学生が自分たちなりの視点を持って、事業者の現場を巡り、地域に新しい仕事を提案する」というものです。多くの事業者を巡り、天草の空気を肌で感じ、喧々諤々の議論をする、熱いですねー!
TKUに取材いただきました。(記事はmsn上)
事業者選定においては、「地域の産業の未来」という軸があったと思います。

コロナ下で「リアル」を求める大学生

代表の丹原さんは大学3年生なのですが、今の大学3年生以下は大学生活の全てがコロナ下なんですね。多くの学生が大学自体あまり行ったことがなかったり、自由に旅行や遊びに行くことも叶わない大学生活をしてきているようです。
また、年々、東大も地方出身者の割合が減っていってるように、都市部の人は都市部しから知らないという人が増えてきているようです。実生活の中でもリアリティーが薄ければ、都会以外にある産業については知識はあっても、現実感がないというのが今の大学生のようです。
丹原さんは、「リアルを見たい」「自分の目で見て確かめたい」と発言していて、また、一部現場に同行すると、体験として「知らない」ことが多いんだなと感じました。

未来を学ぶ大学生たち

高校までに学ぶことというのは、社会に出て一般的に必要なことを中心に組み立てられていてこの数十年大きくは変化してないです。
では、大学とは何を学ぶ場所なのでしょうか?

  • 学科別の基礎
    研究などに必要な専門的な知識・手法

  • 先端的分野
    今の研究分野についての講義や、研究室等で行う個別の研究

すごく雑に表現すると、まだ世に広まってない道具の使い方や、研究中のものを多く身につけている過程にいるのが大学生ということです。つまり、「未来」に出てくるもの・概念について学んでいるわけです。

大学生の地方詣でブーム

農業ブーム、IoTブームなどその時々で学生の間で地方熱が高まる時があるようです。
そして、今は、「持続可能な社会作り」が大きな軸のようです。
大学生を対象とした、キーパーソン育成プログラムが多方面で行われているので、その実践の場を求めているやる気のある学生がどんどん出てきてます。

子供に見られがちな大学生

天草のような地方では「大学生」という存在があまり馴染みがありません。

  • 高校の次に行く場所

  • 子供や孫としての大学生

こんなイメージが強いので、どうしても「子供」の延長線上です。
でも僕の知ってる大学生というのは、社会人が知らないことを多く学んでるし、機会が提供されればものすごく力を発揮します。

僕らはどう付き合うといいのか?

学生が絡む企画だと、「商品開発」「販売」「情報発信」なbどマーケティング寄りの企画が多いです。
ですが、この分野は学生が一番下手な分野かつ消費されるだけのコンテンツなので、個人的にはお勧めしません。
(そして、学生ものの企画は、メディアが関わることが多いので、どうしてもマーケティング寄りになります)
学生にとっても、こういう企画はアルバイトや報酬ありインターンシップで関わるのが良いかと思います。
僕の見立てとしては、大学生の強みは「未来」
未来のことを学んでいて、未来の当事者である
であれば、「持続可能な〇〇」というテーマで、地域の未来作りのパートナーとして関わっていただくのがベストじゃないかと考えてます。

続々とやってくる大学生

僕自身が関わってるだけで首都圏の大学生グループのご来島は今月3件あります。
一つは、ゼミの実習の一貫で天草にもいらしてました。
そして、明日22日から25日までは、農業系の研究をしているメンバーなどが本渡を拠点にいろいろと見て回る予定です。
彼らの関心事項は

  • 土づくり

  • STEM教育

  • 持続可能な地域づくり

我こそはという方いらっしゃいましたらコンタクトをお願いします。
おつなぎします。

選ばれる島へ!

僕から見ると、天草は非常に魅力的かつチャレンジングな地域です。
おそらく共感する大学生もたくさんいます。
でも、実際に、「来る流れ」をつかむためには、情報の整備、学生コミュニティーとの関係構築が大前提として必要です。
また、それ以上に大事なことは、消費だけされて終わる場にしないための受け入れ側の戦略性と関わるメンバー同士の関係作りです。
僕一人では何も変わらないです。一緒に前に進みましょう!

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