グリーンカード取得後、米国の滞在拠点にサイパンを選んだ理由
サイパン滞在2ヵ月目に入りました
おはようございます。
ここまではグリーンカード抽選に応募、当選し、申請するまでの経緯について話してきました。読んでいただきありがとうございます。
ここからはノマド退職者生活の日常や、感じたことについて書いていきたいと思ってます。
今までは、過去の話でしたので、「だ・である調」で書いてきましたが、ここからは「です・ます調」で書きたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
10月末に北海道を離れ、サイパンにやってきました。
札幌市内ではマンション暮らしですので、特に問題ないのですが、札幌郊外に所有する家(実家で両親はすでに他界)は豪雪地帯の戸建てなので、冬季の除雪や屋根の雪下ろしの手配をお願いしてきました。
冬の北海道は美しいのですが、暮らすとなると、防寒、防雪対策のコストや労力、地物野菜、特に緑黄色野菜が収穫できない事に起因する野菜価格の高騰など、住むには不便さもあります。
サイパンの暮らしやすさ
サイパンはアメリカ領で正式にはCMNI(北マリアナ諸島連邦)と呼ばれています。
太平洋戦争中は日本の領土であり、激戦地となりました。日本人が集団自決した悲しい歴史もあります。
戦後は国連の信託統治となり、その後アメリカが編入するかたちでアメリカ領となっています。
グリーンカード取得後、米国の滞在拠点にサイパンを選びました。以下がそ理由です。
成田からの所要時間(直行)約3時間半
札幌発着を含め、ソウル経由の格安航空便が数多く就航している
かつて日本領であったことから、日本食や日本文化とのつながりが強く、日本の食材が手に入りやすい
日本以外のアジアの国々からの移住者もおおいため、アジア食材も入手できる
複雑な歴史背景があるにもかかわらず、親日的である
島民のフレンドリーな気質
自然やビーチが美しい(ちなみに北マリアナは世界一空気がきれいな場所としてギネスブックに認定されている)
温暖な気候
ステートタックス(州税、日本でいう消費税)がかからない
生活物資購入の際、55歳以上の住民にはシニアディスカウント(食料品で5%)が適用される(アイテムおよび店舗によって異なる)
先住民を先祖に持つ住民以外の土地所有は制限されているため、投機対象としての不動産バブルをのがれた(このことは家賃の安さにも反映している)
オープンマーケットで入手できる新鮮でリーズナブルな価格の地物野菜、フルーツ、魚介類がある
アメリカの太平洋司令部があるハワイやアンダーセン空軍基地があるグアムとは異なり、有事の際、攻撃拠点になりにくい(のでは、と、考えた)
アメリカ本土とは異なり、銃の所持が一般的ではないため、銃犯罪に巻き込まれる可能性が低い(のではと、考えた。近年になってアメリカ本土からの移住者が裁判をおこし、サイパンにおける銃の所持が合法であることが改めて確認されたが、文化的に異質であることから、現在も拳銃の普及はほとんど見られない)
思いつくまま、ざっとリストアップしてみました。
アメリカの中では家賃も安く、日本からの移動も比較的短時間ででき、ハワイやグアムのような都会性はありませんが、自然が美しく、シンプルな生活が好きであれば、退職後は暮らしやすいところだと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?