見出し画像

今回のスズキトモミチさん 【SdT_10】

今回のスズキトモミチさんのこと。これ、早く書きたかったんです。SdTも、もう10回目かぁ…(遠い目)。

(スズキさんが、新たなイラストレーションを描いてくれました! サムネイルだと上下が切れてしまって、すごくもったいないので、ここにあらためて全景を掲載します!)

ステキすぎる…

都井岬でのプロジェクトなのだから、もちろん、スズキさんと再びご一緒したい、というのは、
Tにもコトリさんにも、当初から当然、その想いがありました。幾度も、そのことを議論もして。
けれども、それがどう「しっくり」くるのか、それがなかなか見えてこなかった。

そんなある日、よく覚えているのですが、3月というのは我々、特にTは、とても忙しい月の一つで、
Tにとって馬以外の唯一の癒しである温泉に、その日しんみりと浸かりながら、青島の海を眺めていた。
その少し前からコトリさんにボンヤリした形で話していたと記憶している、このnoteのことと、スズキさんのことが、その時、突然結びついたのでした。

翌日くらいだったか、出勤してすぐにコトリさんに、実は最初は別の形の提案と相談だったのですが、話しながら、
「…でもでも本当の本当は、正直に言えば、スズキさんにお願いとかできたら、それが一番嬉しいのだけど…」と白状し、それならダメ元で、スズキさんにその辺りも含めて、いったん相談してみようか、という形で話が動き出しました。

果たして、アポを取り、4月1日の夜、ショータくんが緊張の初出勤を終えて帰った後の事務所で、スズキさんとZoomでお話しをしたところ…

スズキさん快諾。

それは決して、パフェを食べに行き続けたからではありません! そんな忖度はありません!
だって、聞いてくださいよ!

スズキさんも、まさに今、自身の生きているこの土地や歴史にすごく興味が生じていて(スズキさん自身は東京生まれの千葉育ちで、奥様のルーツが串間にあり、2012年に串間に移られたとのこと)、いろいろ歩いたり調べたりもされていたところで、
それと自分の作品作りがどのように関わっていくのか、そういったことを考えられていた。
そして我々の相談は、彼の今後の方向性にも関わってくるかもしれないような内容だった。
話しながら、我々もスズキさんも、お互いにワクワクしていたのです。

そのことを聞いて(感動しながら)、Tはスズキさんに、こう言いました。

このプロジェクトを進めていて、それぞれの人が、そんなに無理に合わせようとかしないで、それぞれ自身の考えていることが、すごく自然に、うまくマッチする、きれいに絡み合う。だからスズキさんも、きっとそのように絡んできてくれることになると思う、と。

初回のミーティングは30分程度の、割と短いものでしたが、その最後にスズキさんが、
「お話ししていて、自分も実は、すごいテンションが上がった。最近すごく考えていることと、ちょっとビックリしたくらい、リンクしていた」、と言ってくれました。

Tは、「そうなんですよ、いいプロジェクトって、そういう感じのアレがあるんですよ」、って、
アレって何かよくわからないけど、でもそれは経験から来る確信で、即座にそう返しました。

え、やば、いま思い返しても、マジすごくないすか??
…おっと失礼しました。つい興奮してしまいました。(テンション爆上げT)

それまでなぜ「しっくり」の形がよく見えない気がしていたのか、わからなくなってしまったくらい、
「しっくり」と、むしろ「がっちり」と嵌まって、急展開した瞬間でした。

そして、そんな瞬間が、ここまでにも、またこの後にも、それぞれのアーティストや関係する人々との間で、たくさんたくさん、あったのです。
それは、いいものもできるよ、と正直思います。
この興奮が、Tの拙い(わかりにくい)文章でどれだけ第三者に伝わるかはわからないけど、そこから生まれるものが、いいものでないはずがない。それはある程度、信憑性もあるのじゃないかな。

こうして、今回参加してもらうアーティストの中で、たぶんTにとっては一番最初、3年以上も前に初めて出会ったスズキさんと、このプロジェクト進行の最終盤で、ご一緒することが決まったのです。

そして、そんなスズキさんのイラストレーションと、Tが一番最後に出会ったアーティストである平野さんのデザイン、『avec Toi』のタイトルと「馬がいて、人がいて、そしてまた馬がいる」のサブ・タイトル、そのコラボレーションの奇跡については、近々、フライヤーの話にて。

(つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?