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SEABISCUITとスズキトモミチさん 【SdT_9】

今回の素敵なキービジュアルを描いてくれたのは、スズキトモミチさん。

スズキさんのいるSEABISUCUIT PARLOUR(シービスケット・パーラー)を初めて訪れたのは、あらためて記憶を辿ったところ、もう3年以上も前のことでした。

同じ串間市内とは言え、都井岬からだと車で30分強は見ておいた方が安心な、鹿児島県志布志のちょっと手前。
場所も最初は少しわかりにくくて、最後はとても狭い道を入っていくなど、地理的な面もさることながら、
アクセスに関しては、ひと月以上前の限られた期間内に予約申し込み、そして抽選という面でも、かなりハードルの高いパーラー。
でもすごく人気で、劇場内外の、オシャレや美味しいお店に目のないレディたちに尋ねると、多くは
「行ったことないけど知ってる!」「行きたいと思ってる(けどなかなか行けない)!」と羨ましそうな顔をされます。

ちなみにTは無類のスイーツ好きとして、宮崎に初めて(面接のために)来た時も、宮崎市内で有名なフルーツ屋さんのパフェをいただきましたし(これでまず宮崎が好きになりました)、
その前、札幌にいた数年間、あそこはお酒のあとの「〆のラーメン」ならぬ、「〆パフェ」という文化が定着していたので、夜な夜な多くのパフェを食べ歩いたものでした。あと昼も。

そんなTが、いま、史上最高に愛してるのが、SEABISUCUIT PARLOURのパフェなのです。
お世辞抜きに、本当に美味しい。というか、好きすぎる。

シービスケットという名前もいいし(小説、そして映画にもなった、有名なアメリカの馬がいます)、
ビスケットとかビスキュイという言葉には、個人的な思い入れもあります。

でも、それらとは関係なく、本当に関係なく、絶対に忖度とか無しに、
スズキさんのイラストレーションに、その時、一発で魅かれたのでした。

ちょうどその頃、コロナで延期が決定されてしまいましたが、日生劇場をはじめ全国で公演が予定されていた、
上白石萌音さんや、のんさんなどがキャストのミュージカル『リトル・ゾンビガール』のビジュアル・イラストレーションも手がけられていて、我々もぜひ、いつかご一緒できたらなと夢を膨らませたのです。

その夢は、それからしばらく経って後、まずは劇場のキャッチコピー「世界が少し広くなる。」のロゴマークという形で、実現しました。

そのいきさつも、また長くなってしまうので、コトリさんとの絡みでいずれまた、お話しできれば。

そして、いよいよ今回。…のことも、もう既にちょっと長くなってしまったので、次項に。

(つづく)

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