Regional Scrum Gathering Tokyo 2022 Day2 参加メモ
RSGT2022 Day2の参加メモです。
今日は新しいことや知識を多めに得られた一日でした。
Leading Skilled Agile Teams: Investing in Team Outcomes with the Agile Fluency® Model
Agile Fluency Modelについて全く知らなかったので、ドキュメントを読みながら何とか追いつこうとしたセッションでした。たのしい。
セッションが終わった段階では、チームやプロダクトの成長段階に応じ、何に重点を置くべきかをモデル化したものなんだろうなあ、とぼんやり理解するところまで進められました。
理解が追いついてなかったせいか、役割としてのリーダーとリーダーシップを整理しきれてない部分があったり、Focusing / Delivering / Optimizing / Strengthening の各段階で具体的にどういうことに気をつけるんだろうといった点が気になってます。
2022/01/06現在、日本語の情報がほとんどないので、もっと知りたいと好奇心をかき立てられてます。公式サイトのドキュメント読んで、どこかにまとめようかな。
新人だけで挑む!体当たりスクラム開発
若々しさと自分たちへの自身や楽しさが伝わってくるセッションでした!
新人研修の一環でPBLを行う際、Scrumに沿う形でプロダクトを開発していったそうです。丁寧に進めていったなあという印象を受け、特に振り返りの経過観察を行えていて、ここが課題だなあ、と分析できていた点に末恐ろしさを感じました。
登壇された方の楽しさや自信に満ちた姿がとても印象に残ってますが、研修を設計された方や講師側からの話も聞いてみたいなあ、と感じたセッションです。
Coach's Clinic
組織やチームへのアプローチでモヤモヤを抱えていたので、稲野さん(@kazuhideinano)にコーチをお願いしました。
「新しいことや自分の経験に基づくことを他のメンバーに伝えるとき、どういうことに気をつけたらスムーズに受け取られるか?」というお題で話してもらいました。
考えていたことをはっきり言葉にできたり、こんなことにも気をつけると良いですよ、という話ができて背中を押してもらえたように感じてます。
以下アドバイスいただいたことの箇条書きです。
伝えること、相手の反応をしっかり見ること
その上で価値観をすり合わせ、互いに納得のいく進め方
想定していないことも考えておく
抵抗にどうむきあう?
拒否・無関心など、どういう反応が来るか観測する
拒絶の場合、やりたくないと思われていることが大事
何をやりたくないか/何がやりたくない原因か
チームメンバーについても知ろう
みんなのやりたいこと、お互いのことを知ることを進める
共通項を作る
みんなで腹落ちして進めるために、対話しよう
3ヶ月はかかるだろう
自分の心が折れないことが大事
味方になってくれる人をつくり、足がかりに拡げて行くのも手
インプロヴィゼーション:ふりかえりの新世界
インプロ(即興劇)とふりかえりを組み合わせたアプローチについて説明していたセッションです。参加しているコミュニティでこんな取り組みしてるんだよと教えてもらったり、蛾のようにドッグフードに参加したりしていたので、どんな完成形になったのかワクワクしながら参加しました。
インプロでチーム内の関係性をリセットした後、お互いの関係性についてふりかえるという形の進め方を提案していて、個人の学びだけでなくチームの学びを優先するようなふりかえりを実践されていたそうです。
実際にどう進めるか詳細な点は説明されていなかったので、ぜひ実際に体験してみたいです。
登壇していたお二人がずっと楽しそうであっという間に45分過ぎました!
アジャイル札幌のひみつ
今年で10年目を迎えたアジャイル札幌の歴史や、運営メンバーがどんなことを考えているかを話していたセッションです。アジャイル札幌のイベントには何回も参加したことがあり、運営メンバーはどんなことにモチベーションを持っているのか知ろうと思い参加しました。
適度なゆるさ、自分たちが楽しむこと、自分たちが持ち帰れるものがあることが大事という点が印象に残っていて、がつがつしすぎないことが大事なんだなあ、とぼんやり考えてました。
どうしてアジャイル会社でデザイン部が重要なのか?
デザイナーがどうアジャイル開発に参加しているのか、どんなことを考えているのかを知りたくて参加しました。
ダブルダイヤモンドやMobius loop、デザイン批評などの初めて聞くアプローチ多めなセッションでした。
デザインの過程でも結局は人間同士のやり取りが鍵になり、コンフリクトを恐れ過ぎてはいけないといった話や、「短期的なデザインは負債になる」という言葉が突き刺さりました。
また、Mobius loopはテスト界隈で紹介されていたホリスティック・テストのモデルに似た考え方なのかな、どの分野でもフィードバック重要なんだな、とか考えて聞いてました。
社内アジャイルコーチの卒論: 9年間の多くのしくじりと、いくばくかの成功を添えて/Messages from Ex-Internal Agile Coach
アジャイルコーチはどんなことを考えるのか、どういう形でふるまうのかを知りたいと思い参加しました。
チームの成熟度に応じてふるまい方を変えること、観察することの大事さなど、ぼんやり感じていたことを整理できたセッションです。
このセッションではご自身の失敗についても紹介されていたのが特に印象に残っていて、「登壇するようなひとはすごいなあ、失敗なんか縁ない人なんだろうなあ」など思い込んでいたことに気付かされました。また、自分が登壇したとき、ここまで正直に失敗を話せるだろうか?とも考えさせられました。
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