お給料がドル建てになったら、貯蓄に対する感覚が変わったというお話
こんにちは〜!
この間、友達からこんな相談を受けました。
お金の運用を全くしていなくて、お給料は全部銀行口座に貯めているんだけど、運用ってした方がいいのかな?
と。
そして昨日美容師さん(40代後半?)ともそういう話になって、
友達にお金の運用について相談されたんですけど、
運用ってしてます?って聞いたら、
全くしてないわ〜株とか怖くて手を出す気になれないと。
もったいなーい!
銀行にお金預けてるだけじゃ、インフレは年々進んでるし、
その価値数年後には減ってますよ?
って話をしても、
うーん。お金の価値が減るってどういうことだろう?と。
日本ではお金の教育を学校でしないのもあって、
ちゃんとお金を運用している人ってまだまだ少ないのかもしれません。
で、振り返ってみると、私がそういうのに興味を持ち始めたのって、
お給料がドル支払いになったことがきっかけかな、と思いました。
中国で働いていた時(8年前)も、
インドネシアで働いている時(今。ちなみに日本から遠隔勤務)も、
お給料はドル建てなんです。
で、お給料が入るとドルを現地通貨に変えるために銀行に行くんですが、
毎月そうやって外貨を両替しながら生活していると、
「毎月入る金額は同じはずなのに、もらえる現地通貨が全然違う!」
ということに気づきます。
たとえば、私の中国での任期が終了した2014年は、
1ドル=6.2040元のレートでした。
今は1ドル=6.529000元
2000ドルのお給料が毎月入っていたとすると、
2014年時点での2000ドル=12,408元
2020年時点での2000ドル=13,058元
約650元、日本円にして1万ちょい、月々にもらえるお給料が変わっている。
ちなみにインドネシアルピアはもっと変動が激しく、
私が赴任してすぐの
2018年6月は、対ドルレート13,822.00ルピアだったので
2000ドル=27,644,000ルピア
かなりドル高になった2020年3月は対ドルレート16,510.31で
2000ドル=33,020,620ルピア
差額なんと5,376,620ルピア
→4万円近くも月々に手に入る額が変わってる!
だから、お給料が入ってもすぐには両替せずに、レートのいい時を見計らって換金するようにしていました。
で、何が言いたいかといいますとですね。
お金の価値って変動するんですよっていうこと。
それと、インドネシアってインフレ率がものすごく高いから、
普通の定期預金に預けるだけで年7.5%の利息が付くんですよね。
銀行によってはもっと高いところもあります。
やばくないですか?
定期預金7.5%ですよ??
100万円銀行に預けてたら、次の年には何もしなくても
107万5000円に!
インドネシアには定期預金の運用だけで老後の生活費賄っているって人結構いました。
まあ、でもそれだけインフレ率も高いので、
それぐらいの割合で運用しておかないとだめなんですけどね。
日本なんていいところで特別金利!0.2%とかです。
普通はもっと安くて0.01%ぐらい。
100万円預けたら翌年に100円の金利。
そこから税金引かれて、80円とかですよ。
これはもはや運用とはいいません。
日本の会社員でずっと定期的にお給料が支払われていく環境にいると、自分のお給料の価値とかってあんまり考える機会がないかもしれませんが、
一度自分のお給料をドルに換算してみて、
一年前の自分のお給料がドル建でいくらになるか、
今はいくらかとか比較してみると面白いかもしれません。
だからといって、すぐにFXしなさいという話ではないんですが。
少なくとも少しずつでも貯蓄が増えていく仕組みづくりはしておいた方がいいと思います。
今はiDecoとか、つみたてNISAとか、
結構わかりやすく始められるお金の運用方法もありますし、
YouTubeやブログで経験者の情報もすぐ得られるいい時代です。
「株とか怖い」って言っている人に何が怖いの?
と聞くと、お金がなくなって借金することになるかもしれないでしょ?
っていう方が多いです。
そういう不安って大体無知からきてるんですよね。
ちゃんとやってたらそんなことないですから。
ちゃんと勉強しましょう。
不安だけど、とりあえず少額の投資から始めてみたいという人は
月々数千円からでも始められます。
コロナもそうですが、きちんと知って、きちんとリスク管理をする。
これ鉄則です。
ということで、今回ははじめてのお金の話でした。
読んでくださってありがとうございます。
では、また!