#3 アルゼンチン人のノマドカップルが旅の途中で印象に残っている出来事
Nomad Universityへようこそ!
世界を旅するデジタルノマドのあきな(@beakinaself)です。
わたしは旅の途中で出会った世界中のデジタルノマドにインタビューして、彼らが旅の途中で遭遇した「とんでもない体験」や「おもしろい体験」などをお伺いしています。彼らの非日常体験はとってもおもしろいので、興味あるひとはぜひこの記事を読み進めてくださいね。
アルゼンチン出身のセバスチャンとセシリア。ノマドワーカーとしての生活をスタートするまで行ったことのなかった東アジアで既に5年もの歳月を過ごしています。
前回の記事では、現役デジタルノマドのふたりから、ノマドになるのに必要なスキルとスキルを身につける過程で苦労したことを伺いました。特別なスキルが必要なのではなく、大切なのは常に新しいチャレンジをしていくことだと言われてましたね。
連載3回目の今回は、南米の地球の裏側に位置する東アジアは、言葉も文化も全く異なります。そんな未知の世界で生活を続けるにあたって、たくさんの奇想天外な旅をしていることだと思います。そんな彼らに、旅の途中で、特に印象に残っている出来事についてお話を伺ってみました。
本インタビュー記事では、7回の連載でお届けしています。
#1 東アジアを旅しようと思った理由
#2 ノマドカップルが考えるデジタルノマドに必要なスキル
#3 旅の途中で印象に残っている出来事(今この記事を読んでいます)
#4 ノマドカップルの出会いとカップルとしての旅の進め方
#5 東アジアを5年間旅するノマドカップルがおすすめする国3選
#6 旅に3つの物しか持って行けれないとしたら?ノマドカップルに聞いてみた
#7 平凡な会社員だったアルゼンチン人のカップルがデジタルノマドになろうと思ったきっかけ
この記事の見出しは目次は以下の通り。
1. 礼儀正しくて優しい韓国人マフィア
5年間の東アジアの旅の中で、なにか印象に残っている出来事はありました?
韓国でヒッチハイクをしていたときのことですね。
なかなか車を捕まえられず、暗くなってきたとき、一台のBMWが停まりました。ドライバーの韓国人男性は英語を話せなかったのですが、わたしたちを乗せてくれたんです。わたしたちはGoogle翻訳を使って話し始め、彼の職業などを尋ねました。すると彼は、マフィア出身だと言ったのです。
速いスピードの運転と車内のアップテンポな音楽と相まって、わたしたちはこれは大変だと思いました。しかし、彼はナイトクラブでお酒を提供したり、他にも仕事をしていたりして「心配しないで、僕は本当にいいひとなんだ。ひとに親切にするのが大好きなんだ。」と言っていました。最終的には危険な目にも遭うことなく、きちんと目的地まで連れて行ってくれました。
いまとなっては笑い話ですが、その時はちょっと緊張しました。万が一のために証拠を残しておこうと、インスタのストーリーを撮ってました。結局、彼は本当に礼儀正しくていいひとだったんですけどね。
2. 日本の民宿で発見した不思議なまな板の正体
それはすごい経験ですね!目的地まで無事行けてよかったし、マフィアに対するイメージも変わりましたね?他にもなにか印象的な出来事はありましたか?
日本では、千葉の民宿を借りて1か月半過ごす間に本当に恥ずかしい出来事がありました。
民宿で、彼はバスルームを、わたしはキッチンを掃除していたときのことです。
掃除中にまな板を見つけたのですが、そのまな板に包丁など使用済みのものを置くと、まな板にシミができたり、ねばねばしたり、とても不思議な素材のまな板だなと思って、使うのをやめました。
その後、千葉の民宿での滞在が終わり次の場所に移動したときに、民宿のオーナーから電話がかかってきて「バスマットを知らない?」というのです。そのバスマットというものはお風呂から出た後に、足を乾かすためのもので、板のような形をしていると言います。そこで、わたしたちはハッとしました。
そう、アルゼンチンには日本のバスマットのようなものはないから、まな板と勘違いをしてしまいました。彼はお風呂場を掃除しているときに、バスマットの板を椅子の上に置いたのだと思います。
椅子の上に置いているのを見て、これがまな板に違いないと勘違いしてしまったのでしょう。とても恥ずかしい気持ちになったし、食べ物をその上で切っていたことを思い出すと、とても嫌な気分になります・・・
これは韓国の驚いた話に続く、もうひとつの笑い話のようなものです。わたしはいつも、どんなことがあっても笑い話になるから失敗なんてないように感じています。
そうですね。不思議なまな板の正体がバスマットだと知ったときはとても嫌な気持ちになったけど、いまは笑い話にできるから結果オーライです。
3. 旅行中の体験はなんでも話のネタになる
ヒッチハイクで乗った車のドライバーがマフィアだったことや、バスマットをまな板と勘違いして使用することは、世界を旅するふたりならではの体験というところですね。
故郷のアルゼンチンにはなく、日本で初めてみた種類のバスマットをまな板として使用してしまったということは、なんとも苦い体験のように感じますが、こういう風に話のネタになるので失敗談ではないというのはとてもポジティブな考え方ですね。
こういう前向きな姿勢が、ノマドワーカーにとって大切な思考法というところでしょうか。さて、次はちょっぴり恋愛の話を聞いてみましょう・・・!