#3 旅先のコミュニティを育て社会的影響力を持つ
Nomad Universityへようこそ!
世界を旅するデジタルノマドのあきな(@beakinaself)です。
わたしは旅の途中で出会った世界中のデジタルノマドにインタビューして、彼らが旅の途中で遭遇した「とんでもない体験」や「おもしろい体験」などをお伺いしています。彼らの非日常体験はとってもおもしろいので、興味あるひとはぜひこの記事を読み進めてくださいね。
前回の記事では、ノマドに必要なスキルはその人が何を求めているかによって異なる。自分がどうなりたいのかといった問いを自分自身に投げかけて、それを実現するために必要な経験を選ぶことが大切だというお話を伺いました。
第3回目の連載である今回は、社会的企業を立ち上げて社会的影響を与える存在を目指しているタレックがどのように仲間を集めているのか、Nomads Giving Back!の運営について詳しくお話いただきました。
本インタビュー記事では、6回の連載でお届けしています。
#1 ニューヨークの会社員がノマドになったきっかけ
#2 旅を通じて「自分が何者か」を知る
#3 旅先のコミュニティを育て社会的影響力を持つ(今この記事を読んでいます)
#4 旅に必要なものとパートナーの探し方
#5 バッグを盗まれるハプニングにも教訓あり
#6 人をつなぎ誰もが輝ける世界にするのが使命
この記事の目次は以下の通り。
1.世界にどんな足跡を残すか
私は自分で理想主義的な人間だと思っていて、社会的影響力を強く信じています。
この世界に自分がどんな影響を与えるか、どんな足跡を残したいか。
それらは仕事を通じて感じることが多いかもしれませんが、必ずしも仕事である必要はありません。
理想は、お金を稼ぐことと社会的影響力を与えることを両立することだと思っています。
社会的影響力を与えたいというのはとても良いことだと思います!
2.ビジネスパートナーの見つけ方
タレックは、Nomads Skillshare!とNomads Giving Back!をつくって社会的影響力を与えることができていると思いますが、そもそもどのように始めたのでしょうか?
タレックたちの素晴らしいチームワークを見ていて、どのようにチームメンバーを見つけたのか知りたくなりました!
ノマドの旅に出たとき、自分自身を成長させることに焦点を当てて内省する時間を作りました。それと同時にマラソンをはじめるなど、自分の健康を気遣うだけでなく、いろいろなことに挑戦する機会を得ました。
特に印象に残っているのは、ケニア、スリランカ、中国、ザンビア、バリなどでボランティア活動をした経験です。そこで大事なことに気づいたんです。
現地で出会ったデジタルノマドの多くは、これまでの生活を捨てて自分の夢に向かって一直線に進んでいたので、私自身とても感化されました。
そして、どうやって現地の人たちとのつながりを作っているのか聞いてみたのです。
でも、多くの人が「わからない。」と言うんです。
何度も同じ答えを聞くうちに、これはチャンスかもしれないと思いました。
ノマドは常に孤独なので、同じような考えや使命をもつ人たちとのつながりが必要でした。
しかしながら、どうやってつながりを作ればいいのかわかりません。
だから、現地の人とのつながりをつくることサポートすることができれば、これからノマドが増えていくなかで何かしらの影響力をもつのではないかと考えたんです。
まさに、それが私のやりたい仕事となり3年前にNomads Giving Back!を立ち上げました。
3.共感してくれるメンバーが集まる
そうすると、アキナのようにミッションに共感した人たちが 「あなたのやっていることが大好きです。何か手伝えることはないか?」と聞いてくれるようになりました。
そうして、いまでは世界中に100を超えるチームを持つまでになっています。半分がボランティアで、半分がアンバサダーです。
それぞれの稼働時間は、数時間の場合もあれば週に15時間の場合もあります。私たちはみんな各自のスキルで何かしらの貢献をし、一緒にサービスを作り上げているのです。
Nomads Giving Back!では、ノマドが自分の住む地域に貢献しノマドのスキルを共有することを目的としています。それと同時に、ノマドたちが理想の人生を送るためのスキルを身につける機会も提供しています。
ノマドやノマドを志す人たちはもちろんのこと、地域の人々に対しても、通常は高くて受講できないコースやワークショップを受けられるような支援がうまく機能していまるので、1年ほど前にスキルシェアをさらに深化させたいと思うようになりました。
これまで、ワークショップやマスタークラスを開催してきましたが、今回初めて講座を開設しました。理想のオンラインジョブを手に入れる方法や、SNS運用者になるための講座もあります。近々、オンライン秘書になるための講座も開講する予定です。
そして、ここで重要なのはどんな影響力を与えるかということです。
私たちは「buy one give one プログラム」を用意しています。誰かがコースを1つ受講するたびに、恵まれない学生が講座を1つ受講できるように奨学金を提供する仕組みです。
ミッションに賛同したメンバーが集まり、素晴らしい活躍をしてくれているのでこの先どうなっていくのかとても楽しみです。
本当に楽しみですね!!
私自身の話になるのですが、いま私は「Nomad University」というポッドキャスト立ち上げ、これから仲間を集めてウェブサイトを作ろうとしています。
さまざまなノマドのエピソードを通して多様性を伝えることが私のやりたいことです。特にアジアの人たちがデジタルノマドを選択肢のひとつとして持てるように、気づきを与えたいんです。
というのも、デジタルノマドの統計によると80%がヨーロッパやアメリカの人で、アジアからのデジタルノマドはたった8%しかいないんです。
もちろん、ノマドになることは多くのアジア人にとってハードルが高いことも知っています。けれども私は世界中のノマドたちのストーリーをアジア人に広め、理想のライフスタイルを手に入れられるようにしたいと思っています。
4.スキルシェアでスキルアップ
タレックが立ち上げたサービスはどれも本当に素晴らしいと思います。
特にNomads Giving Back!では、デジタルノマドを目指す多くの人がこのプログラムを受講して新たなスキルを身につけるようになるでしょう。アンバサダーである私も貢献できるように頑張りたいと思います。
また、サービスのミッションに賛同してくれる人が自然と集まってくるというのも素敵でしたね。
次回は、デジタルノマドの旅に必要なものについて伺います!
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