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#3 好奇心を追求するために

Nomad Universityへようこそ!

世界を旅するデジタルノマドのあきな(@beakinaself)です。

わたしは旅の途中で出会った世界中のデジタルノマドにインタビューして、彼らが旅の途中で遭遇した「とんでもない体験」や「おもしろい体験」などをお伺いしています。彼らの非日常体験はとってもおもしろいので、興味あるひとはぜひこの記事を読み進めてくださいね。

📌 この記事はApple Podcastで英語音源を聞くこともできます。音声をバックグラウンド再生しながら記事を読むことで、英語のトレーニングにもご活用いただけます。

今回のゲストは、ドイツ出身で現在バリ島に住んでいるニニです。前回の記事では、なぜ多くのデジタルノマドがバリ島に惹かれるのか、バリ島の魅力についてお話ししました。

第3回目の連載である今回は、デジタルノマドにとって必要なスキルについて伺います。

本インタビュー記事では、12回の連載でお届けしています。

#1  ドイツ出身のニニがデジタルノマドになったきっかけ
#2  デジタルノマドが惹かれるバリ島の魅力
#3  好奇心を追求するために(今この記事を読んでいます)
#4  スローマッドなライフスタイル
#5  デジタルノマドの人間関係の悩み
#6  人生を楽しむためのバケットリスト
#7  最初のバケットリストはダライ・ラマとの握手
#8  これから叶えるバケットリスト
#9  デジタルノマドの恋愛について
#10 「eyeConnect」で会話を活性化
#11 旅と仕事を両立する方法
#12 旅の必需品と情報収集の方法

1.自分で身につけたスキル

デジタルノマドを始めたときどんなスキルが必要だと思いましたか?

最初はマーケティングスキルを持っているだけで良いと思っていました。

本格的なマーケティングの仕事は初めてだったので、自分で学ばなければならないことが多かったです。だから、会社で教わるような組織や階級、プロジェクトマネジメントなどを、基本的には自分で学ばなければならないと思いました。

また、マーケティング部門の立ち上げに携わりましたが、誰にも頼ることができなかったので、ウェビナーに参加して知識やスキルを磨きました。

必要なことはすべて時間が経てばできるようになるし、便利なツールやプラットフォームがたくさんあるし、インターネット上のちょっとしたライフハックを応用することで楽に生きることができています。

新しいことを学ぶのはすごく難しいですよね。

銀行に勤めている日本の友人は、コロナ禍で完全にリモートで在宅勤務することになったんです。同時に新しい部署に異動になり、上司や部長に会ったこともないまま、オンラインで全てを把握しなければいけなかったんですよね。

どのようなスキルを身につける必要があるのか、またどのようにオンラインでチームビルディングをしたらいいのか、彼にとっては難しかったようです。

初めのうちは両親の理解が得られなかったことも大きいです。母はわたしがオフィスではなくビーチやカフェに行く様子を見て、仕事をしているとは信じてくれませんでした。

わたし自身も、デジタルノマドの知り合いが一人もいなかったので聞ける人がいなかったんです。

多くの人たちはコロナになって、リモートワークをせざるを得なくなったと思いますが、わたしは好きな場所で独立して働きたいと思い、リモートワークを自ら選びました。人によっては安定を大切にしていて、オフィスに通う日常生活を送ることが好きな人もいます。

わたしも普通の生活は好きですが、いまのライフスタイルの方がいいと思っています。

2.デジタルノマドに必要な自己管理

本当にその通りです!デジタルノマドになる前は、憧れや利点しか見えませんでしたが、このライフスタイルを実際に始めてみて、たくさんの課題があることにも気づきました。

誰もが夢見る理想のライフスタイルのようなものだとも思っていましたが、すべての人にとって夢の生活というわけではないんですよね。おそらく、常に冒険心があり、時に自分の人生に過剰なほどの好奇心を持つ人たちに向いていると思います。

まさに、その通りです。
移動しながら自分の時間に合わせて仕事をする。誰からも働く時間を指示されないので自分を律する必要があります。

一日中、他のことをやっていても誰にも指摘されないし、誰にも報告する必要がないので、誘惑を断つ場面も多くあります。

そうですね、すごく分かります。仕事を辞めてから、自分のプロジェクトを立ち上げたり新しいクライアントを獲得したりしたのですが、最初は「自分のサービスの値段も決められるし、働く時間も自分で決められる!」と楽しんでいました。この自由さが最高だと。

でも、だんだんそれが普通になってくると、特に時間管理が難しくなってきました。周りに気が散るものがたくさんあるときは仕事を続けるために自己管理しなければならないですよね。

3.自由さとリスク

新しい国に行ったら新しい友達と遊びたいとも思うので、仕事とのバランスを取るのがいつも難しいと感じています。

そういう時は仕事をしないことに罪悪感を持ってしまいますよね。休日を楽しみたいのに心の奥底では「仕事をしなきゃ」と思ってしまう。

収入が安定せず、クライアント次第となる場合、毎月どのくらいの案件が来るか分からないし、どれだけお金を稼げるかは予測できません。でも、それが自由であることのリスクですよね。

4.自由を楽しむための自律

デジタルノマドの多くは自分の好奇心に従い、やりたいことを追求するためにある程度自由であろうとしますが、自由を楽しむにはリスクもついてまわります。

リスクをとりながらも、やるべきことはやるというようにメリハリをつけるようにバランスを意識し続けなくてはいけません。

次回の連載では、デジタルノマド最大の障害「時間管理や自己管理」について聞いていきたいと思います!

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