#2 デジタルノマドが惹かれるバリ島の魅力
Nomad Universityへようこそ!
世界を旅するデジタルノマドのあきな(@beakinaself)です。
わたしは旅の途中で出会った世界中のデジタルノマドにインタビューして、彼らが旅の途中で遭遇した「とんでもない体験」や「おもしろい体験」などをお伺いしています。彼らの非日常体験はとってもおもしろいので、興味あるひとはぜひこの記事を読み進めてくださいね。
今回のゲストは、ドイツ出身で現在バリ島に住んでいるニニです。前回の記事では、なぜニニがデジタルノマドになったのかを伺いました。バケットリストについての講演を聞き、コーチングの資格を取得したいという思いを貫いたことで、リモートで働ける仕事を見つけたということでした。
第2回目の連載である今回は、彼女がバリ島へ移動するに至った経緯を伺います!
本インタビュー記事では、12回の連載でお届けしています。
#1 ドイツ出身のニニがデジタルノマドになったきっかけ
#2 デジタルノマドが惹かれるバリ島の魅力(今この記事を読んでいます)
#3 好奇心を追求するために
#4 スローマッドなライフスタイル
#5 デジタルノマドの人間関係の悩み
#6 人生を楽しむためのバケットリスト
#7 最初のバケットリストはダライ・ラマとの握手
#8 これから叶えるバケットリスト
#9 デジタルノマドの恋愛について
#10 「eyeConnect」で会話を活性化
#11 旅と仕事を両立する方法
#12 旅の必需品と情報収集の方法
1.インドネシア入国の経緯
バリ島へ行こうと思ったきっかけは何だったんですか?
バリ島に行く前に何ヶ所か立ち寄っていて、オーストラリアから、ヨーロッパ、アフリカへ行き、またオーストラリアに戻って、最後にバリ島に行きました。
ちょうどオーストラリアのビザが切れるタイミングで、ビザを更新するには88日間の農作業をしなければならなかったのと、手続きに6週間かかるということで、その時点でバリ島行きの飛行機を予約することにしました。
6週間かけてビザを申請している間にコロナが発生しました。
インドネシアのジャカルタに住んでいる友達が「インドネシアは30時間後に国境を閉鎖するらしい。だから、もしバリ島に来たいのであれば次の便に飛び乗った方がいい。」とメールをくれたんです。
すぐに準備をして、シドニーからバリ島に向かう最終の飛行機に乗りました。国境が閉鎖される2時間半前に到着したんですが、そのあと約2年間入国ができない状態となったので、まさに滑り込みでした。
しかもバリ島に着いた後に、オーストラリアも国境が閉鎖されたためオーストラリアに戻ることもできなくなりました。
オーストラリアでの生活をとても気に入っていたので、その生活を捨てて違う環境に行くのはチャレンジでした。でもいま振り返ると、人生で印象に残っている出来事のひとつなんじゃないかと思っています。
すごいですね!冒険でもあるし、運命のようにも思えます!
実は、子供の頃から普通の道を歩むことはほとんどなく、両親からいつも「ニニの人生は常に冒険だ」と言われているんです。
2.デジタルノマドが集まるバリ島
バリ島は世界でも有数のデジタルノマドコミュニティの国だと思います。わたしも仕事を辞めてから、人生で何をしたいかを考えてたくさんの人たちに会いました。
ちょうどコロナが始まった2020年の3月頃、友人にバリ島で開催されるイベントに参加しないかと誘われました。
ずっとバリ島に行きたかったので「行く!」とすぐに返事をしたのですが、誘ってくれた彼とは出会って30分。「初めて会ったのに、誘いにのってくれるなんて信じられない」という感じでしたね。
会って30分でバリ島行きの誘いに乗るのは、誰でも疑ってしまいますね。いい出会いだったんですね。
そうなんです。バリ島行きの航空券についてたずねたら「本当に来るの?」とまだ疑っていたのでもう一度彼と会って話すことになりました。
彼が運営するコワーキングスペースで、イベントへの参加費用を支払ってバリ島行きの航空券も買いました。
わたしはバリ島にいる人たちのライフスタイルに惚れ込んで、デジタルノマド生活を始めたんです。人生には最高の冒険が待っているし、自分が何をやっているのかよくわからなくても、とにかくやってみようという気持ちになるし、正しいと思っていれば素晴らしいことがきっと起きますよね。
そうですね。バリ島にはたくさんの出会いがあります。
その時の滞在は2週間で、日本に帰った時にはバリ島へ入国ができなくなっていました。デジタルノマドの世界についてもっと知りたいので、またバリ島に行こうと思っています。
バリ島は本当に魔法のような場所だと思いました。
3.バリ島になぜ人々は惹かれるのか
バリ島ならどんな人でもなりたい自分になれる。
特別なエネルギーを感じますし、スピリチュアルな世界にどっぷり浸かることもでき、ヨガで瞑想することもできます。
でも、多くの起業家が目標志向で仕事に打ち込み、コワーキングスペースや自宅のオフィスで仕事をして高収入を得ているんですよね。
朝はサーフィンをして、夜はコワーキングスペースで仕事をして、ヨガ教室に行ったり、瞑想したり、そんな風に上手に切り替えている人が多いです。
バリ島で感じたのは「無理だ」という言葉よりも「やりたいことをやった方がいい」と応援してくれる人たちがいること、またコワーキングスペースにいる人たちの共通点は「新しいことに挑戦する勇気」と「協力的な人々とのつながり」があることでした。
例えば、Podcastやウェブサイト、プロジェクトやスタートアップなど、何か新しいことを始めるときは緊張します。でも、ここでつながった人々はとても協力的で経験を共有してくれるので、何でも実現できると思うことができます。
そうですね。バリ島にはジェットコースターのようにいい時も悪い時も経験している起業家が多いので、共感して助けたいと思うんだと思います。
バリ島のいいところは競争がないことです。
大企業のように昇進することを目指して競い合うような雰囲気ではなく、全員が自分のことに集中し、自分の目的ややりたいことを見つけています。特に会社を設立した人たちは、非常に高い目的意識を持っていて、現実とのギャップを埋めるための解決策を考え出そうと必死です。
みんなで一緒になってポジティブな影響を与えられるようにと取り組む雰囲気があるので、文句を言う人もほとんどいません。
4.バリ島に魅せられて
バリ島の人たちは本当に親切で、類は友を呼ぶというように周りの人たちもオープンマインドで、過去や現在よりも未来のことを話そうとしているように感じます。
「どうしてこんな悲惨な人生を送っているんだろう」と考えるのではなく、「どうすればこの状況を乗り越えられるか」「どうすればもっと良くなれるか」を考えているんだと思います。それがノマドの起業家が持っている素晴らしい点の一つです。
次回は、デジタルノマドに必要なスキルについて伺います!多くのデジタルノマドがぶつかるであろう壁について熱く語ってもらいました。お楽しみに。
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