ふたたび、時を刻みはじめた振り子
【大杉江戸古民家の里創生プロジェクト】
〜 オエの間の柱時計〜
築170年の古民家をホテルにリノベーションするプロジェクト。
囲炉裏のあるオエ(大広間)に設えられた、全高1m20㎝ある大きな柱時計。
AICHI TOKEI DENKI (愛知時計電機)謹製。
振り子ボックスのなかの別の真鍮製プレートに、「昭和30年製造」とログが残っていた。
文字盤下方にある2つのネジ穴に鍵を差し込み、ゼンマイを巻いてみた。
右穴は、「時計廻り」に5回転。
左穴は、「反時計廻り」に5回転。
そうして指で振り子を軽く揺らすと、カチコチ音とともに秒針が静かに動きだした。
ゼンマイはいったい何日、もつのだろう?
そして時計の精度はいか程か?
しばらくは柱時計から目が離せません。