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地方の若手起業家が、エジプトとアメリカを経て、サウジアラビアに来てみて...

ニューヨークは大好きだけど、きつかった。世界中から集まった多種多様な挑戦者たちにたくさん会って毎日楽しかったけれど、食事やインフラと安全レベルがあまりにも低くて、住みたいとは全く思わなかった。
都会ってそんなもんだと思ってた。

サウジアラビアの都会に来て考えがまるっきり変わった。

え、都会なのに現地のご飯も美味しいし、みんなで仲良く手を取り合って道を歩く?人と人の距離近いし、道路もとっても綺麗で、自然も豊か!
何より最高なのはフォーマルウェアがスーツではないこと。現地の文化であるベドウィンの民族衣装がフォーマルウェアなのだ!!

私も早速着てみました。

かっこ良すぎないか!!!!

日本も着物やせめて浴衣などをスーツの代わりにフォーマルウェアとして残せなかったのか。。
そしたら大手町や東京駅はどれだけビジュアルがかっこよかっただろうか、と想像してしまった。

カフェで出会った人たちともすぐに会話が盛り上がり、一緒に夜ご飯を分かち合う。それも同じお皿から、素手で。

素敵すぎないか!!!!

家族まで合流してきて、四人で食事を分かち合った。

サウジアラビアには、中東を中心にいろんな国から多種多様な人が集まっているが、現地のベドウィン文化も美しく守られている。ドバイやニューヨークは現地民に会うのがとっても難しい。サウジアラビアは、ここの砂漠で生まれ育った民族たちが自国として大切に文化を守って生活をしているのだ。

こんな都会あったんだ!

ベドウィン民族らしく自然もしっかり守っていて、都会でありながらも自然へのアクセスも良い。地元の伝統的な食事も美味しすぎて、太っちゃう。

ラム肉にゆっくり火を通した現地の料理


そして、都会なのに時間の流れがゆっくり。
コワーキングスペースで作業していても、見知らぬ人が声をかけてくれて、慌ただしそうでもない。
時間もルーズで、「MTG前にアジェンダを立てるとかしないの?」と聞いたら、「それは頭がいいね」という回答をされた。(え?)|

余裕があるからこそ、人と人の出会いも柔軟に起きて、

ゆっくり会話を楽しみながら、食事を分かち合う。

そんなルーズなところもありながら、しっかりお金を稼いで安心した生活ができるポテンシャルを感じるのも魅力的だ。

三日前までエジプトにいて、働く上でストレスに感じていたこと。

クライアントが4件ほど見つかり、少しずつ打ち合わせを進めていたが、

・どんな手続きも、食事も、MTGも、いちいち3時間以上時間がかかりすぎること(アジェンダというものがなく、アイスブレイクが長すぎ)
・待ち合わせに時間通りに来ない。30分〜1時間遅れるのが当たり前。
・会社員の返信が遅い。ギリギリになってやっと本題の確認をしてくる。早く返答してください。
・ドタキャンが多い。それも、当日ギリギリに、細部の変更による予定変更。

「こんなことあり得るの?この国だと当たり前なの?」

とエジプト人起業家たちに聞くと、

「そうだよ。だから、50~70%のデポジットを取るのが当たり前だよ。
それで、クライアントが遅れたりドタキャンしても少なくとも半分はお金が入るでしょ?」

は?

ちゃんと仕事してください。

エジプトは大好きだけど、一生涯は働きたくないです。

という気持ちだ。
ただ、この経験も私自身楽しんでいて、今回のエジプトでの仕事を辞めるつもりはない。
この国では当たり前のことで、相手は悪気もないし、ありのままを受け入れよう。

私も彼らのペースに合わせて、気長な気持ちで(もちろん日本の価値基準通りにはいかないよと)期待値をかなり下げてお仕事に関わっていきたいと思う。

でも、サウジアラビアの場合は、こんなことは起きないようだ。
仕事は仕事としてほとんどの人が楽しんでやる気に満ち溢れているようだし、メリハリがはっきりしている。
その雰囲気がしっかりコーポレートオフィスにも溢れている。

そして、世界的に有名なエンターテインメント企業も集まっていて、世界中から挑戦心に溢れた仲間と一緒に切磋琢磨できるなんて…

日本文化をエンターテインメント領域で熱く発信したい私としては、勉強する場として世界で一番最高な環境なのではないかと感じている。

日本では東京で会社員を続けるのがつらくて、例えば満員電車とかスーツとか窮屈なオフィスの雰囲気とか…
半年以内に辞めてしまったが、

ここなら、私も働きながら生活したいな…
そんな気持ちが芽生え始めている。

セキュリティとも会話が弾む。そんなことある?

ご飯が美味しすぎて、毎日食事が楽しみで仕方がない。
羊、ラクダ、鳥、牛、魚など、ゆっくり丁寧に調理された最高の食事に毎日ワクワクしている。

この先どのような形で日本文化を発信していくかまだ確実に決まっているわけではないが、未知なる可能性に胸を躍らせている!

今日も、Instagramを通して出会ったサウジアラビア人と日本の文化をどう広めるか議論してました。

https://www.instagram.com/reel/DCi3aJQgKFv/?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

動画では、彼女が日本語、私がアラビア語を話しています。

今後、彼女と一緒にコラボして活動をしていくことが楽しみです。彼女は、私の空き寺事業にも興味を持ってくれていて、高知県須崎市にも遊びに来てくれそう!
楽しみるんるん!

この記事は渡航費のスポンサー企業であるさわかみ投信さんに以下のように寄稿しています。応援していただき、ありがとうございます。https://note.com/sawakami_letter/n/nc7ca2d1e4b91

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り〜な
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