初めてスノーボードをやりたい方へ①
これからスノーボードを始めたい、始めようと思っている、友達に誘われて初めてスノーボードをするという人に向けた記事です。
先祖返りみたいな気分にもなると思いますので、それなりにスノーボードをされる人も読んでみてはいかがでしょうか。
私がスノーボードを始めたのは4年前です。初めてのスノーボードは友達に誘われてノリでついていきました。
今ではメーカーのライダーの方々や、国内某ブランドの社長さんやプロショップのオーナーさんなどともそれなりに仲良くやらせて頂いていますが、当時スノーボードを初体験した時の私はこう思いました。
「二度とやるかこんなスポーツ」
なのに、今はこんなにスノーボード一色の生活を送っています。
なぜそうなったか、そのエピソードはまた別の記事で・・・。
ここからが本題です。
今までスノーボードをしたことない人、これから始めようと思っている人にとって、何が大切かを知ってもらいたいです。そして、私が初めてスノーボードに行った時と同じような失敗をしてもらいたくないので、これからのスノーボーダーの皆さんに向けて、書いていきます。
ここに書くのはほぼノンフィクションです。
タイムマシンがあるなら、もっと下調べしておけばよかったと思います。
第一章
よほどのセンスがなければ経験者たちに混ざって雪山へ行ったとて、1日でスムーズに滑れるようになるのは無理です。めちゃくちゃ疲れます。で、あちこち痛いです。冬で雪山にいるのに死ぬほど暑いです。
まず、滑れる人が適切な指導が出来るかと言えばそれは無理です。まずスノーボードがどういう原理で曲がるのか、止まるのか、進むのか。
これをちゃんと理解して、それを他人に伝える能力がなければ教えることはできません。そしてほとんどの人がこれを理解していませんし、伝える能力は持っていません。実際メーカーのプロライダーですら指導は出来ないという人も世の中にはたくさんいます。
なので、もし初めてのスノーボードならば最低でも午前中はスクールに入ることをオススメします。
友人と昼食の時間を決めておき、午前中はスクールで指導を受ける⇒昼食を友人と食べる⇒午後は一緒に滑る
これが一番いいと思います。午前中のスクールを受けた結果、「もっと頑張って教えてもらいたい!滑れるようになりたい!」と思ったならば、友人と滑るのはやめて午後もレッスンを受けてもいいと思います。
大体レッスンは120~180分です。
120分ガッツリとインストラクターに教えてもらえば、よほどのことがなければ上達はすると思います。
ちなみに私は友人についていっていきなりリフトに乗り、やったこともないスノーボードを足につけ、山頂から下山するまでに2時間かかりました。
リフトを降りてから麓に行くまで何度も転けて体を打って、そのたびに立ち上がってまた転けてを繰り返して体力は奪われ、体は痛くなり、体からはたくさんの熱が生まれます。
疲れる、痛い、暑い
この3重の苦しみが襲ってきます。で、心が折れてきます。萎えたら終わりです、その日はもう二度と雪上に繰り出すことはなくなると思います。
初めてスノーボードをする場合、いきなりリフトに乗っては絶対にダメです。
両足をツルツル滑る板に固定して雪の斜面を降りるんですよ?
初めてでまともに動けるわけないんです。
なので、初スノーボードと知っているにも関わらずとりあえずリフトに乗れと言ってくる友人はゴミです。そんな思いやりのない人間とは二度とスノーボードに行かないでください。
スノーボードに真面目に取り組んでいる人たちにとっても、ゲレンデを運営する方々にとっても、そういう無責任な輩は迷惑です。
初心者がスノーボードをコントロールできない状態になって、人に突っ込んでいくシーンも何度も見ました。それでケガをした人たちを何人も見ました。
逆に当て逃げされた初心者らしき人も何人も見ました。
パトロールを呼びに行ったことも何度もあります。
これらのリスクとかも考えたら初めての人にリフトにいきなり乗せるなんて、普通じゃないです。チンパンジーレベルです。
ハイクアップといって、ゲレンデの端を歩いて少し登って、そこで板を履いて少し滑るという練習方法が最も理にかなっています。
ゲレンデによってはベルトコンベアを利用して登って軽い傾斜を滑るを繰り返すことのできる練習用バーンが用意されているゲレンデもありますので、そういうのも積極的に利用したほうがいいと思います。
なので、このノートを見ている皆さんは友人の悪い言葉に騙されないようにしてください。
いきなりリフトに乗ってはいけませんよ?いいですね?
と、まぁこんなところです。
次回は初めてのスノーボード、何を持っていけばいいの?服装は?について書こうと思います。