AI時代における有限性の再定義【鳥井弘文さんVoicyメモ】

===メモ===

【前提】

映画『her』では、AIのサマンサが
641人と同時に恋愛関係を持つことに
主人公が嫉妬する

しかし、AIには物理的な制約がないため
愛情が641分の1になるわけではない
との指摘もある

この映画が示唆するように、AIの登場で
人間の"有限性"という概念自体が
問い直されている

【本題】

人間の"有限性"に対する
価値観の変化について

①死生観の変化
→AIによる死者との対話
→死の概念自体の変容
→新たな宗教観の出現の可能性

②承認欲求への影響
→承認格差の拡大
→AIによる無制限の承認体験
→人間関係への期待値の変化

③独占欲・嫉妬心の変容
→映画『her』の描く人間的な嫉妬
→AIとの関係での無制限性の受容
→人間関係における寛容さの増大

AIネイティブ世代は
全く新しい対人関係観を
持つようになるだろう

【結論】

人間の"有限性"への価値観は
根本から覆される可能性がある

AIに慣れた世代は
これまでとは異なる関係性の
スキルを身につけるだろう

この変化は、社会や組織の
あり方にも大きな影響を与える

===ここまで===

【感想】

AIによって人間の有限性の
定義が変わるという発想に
ハッとさせられた

これまで"有限である"ことは
人間の本質的な特徴として
当たり前のように思っていた

むしろ、限界があることが
一番信用できるとすら思ってきた

でも、この価値観は
これからどう変化していくのだろう

有限性を前提としない世代が
築く人間関係はどんなものになるのか

一方で、無限の可能性を持つAIが
当たり前になればなるほど
人間の"有限である美しさ"が
逆に際立つのかもしれない

そんな予感を信じたい

鳥井弘文さんのブログはこちら↓↓


いいなと思ったら応援しよう!