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効率と信頼のバランス - 失われた会社の絆を考える【鳥井弘文さんVoicyメモ】

===メモ===

【前提】

リモートワークと出社、どちらが良いのか?
この答えは見る視点によって変わってくる

現場の人は「今日のタスクを終わらせたい」
経営者は「将来の会社の成長を考えたい」
この2つの思いがぶつかっている

昔は会社の中で
お互いを支え合う文化があった
今は成果を出すことばかりが
求められている

【本題】

なぜこんな状況になったのか?

①経営者が矛盾したことを言っている
「長い目で見て成長しよう」
「でも今すぐ結果を出してほしい」

②会社の中の"思いやり"が消えた
昔:困ったときはお互い様
今:自分の成果が全て

③世の中の変化が早すぎる
・誰もが明日が見えない
・安心できる場所がない

【昔の会社の特徴】

会社の中に"二つの顔"があった

①外の顔
・競争社会の中で戦う
・利益を追求する
・資本主義の論理

②中の顔
・社員同士が支え合う
・長期的な安定を重視
・社会主義的な仕組み

③"パトロン"の存在
・上司が部下を守る
・困ったときは助け合う
・矛盾を吸収する役割

④安定があったから可能だった
・会社の存続が約束されていた
・明日の心配をしなくて良かった
・余裕を持って人を育てられた

【現代の変化】

なぜ昔のような関係が
築けなくなったのか?

①変化が激しすぎる
・会社の寿命が短くなった
・GAFAですら明日はわからない

②余裕がなくなった
・誰もが"チャレンジャー"
・人を育てる時間がない
・成果を急かされる

③信頼関係が築きにくい
・短期の成果が求められる
・長期の関係が作れない

【京都のモデル】

京都の老舗企業から学べること

①時間の使い方が違う
・目先の利益より
 100年先の価値を大切にする

②街全体で支える
・職人さんを大切にする
・お客さんも伝統を理解している

③こだわりの例:お寿司屋さんの包み紙
・全て手書きにこだわる
・「商品が手作りなら、包み紙も手作り」
・効率は悪いけど、それが価値になる

【結論】

短期の効率と長期の信頼
どちらも大切にしながら
バランスを取ることが必要

会社の文化や地域の特色を
活かした新しい働き方を
考えていくべき時代になっている

===ここまで===

【感想】

昔の会社を知る人から
よく聞く言葉がある

「会社は家族だった」

今では考えられない言葉だけど
その言葉の重みが
少しずつ分かってきた気がする

でも単に昔に戻れば良いわけではない
新しい形の"絆"を
作っていく必要があるのだと思う

鳥井弘文さんのブログ記事はこちら▼


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