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編集とは監視社会に対抗する「別世」をつくる行為である【鳥井弘文さんVoicyメモ】
===メモ===
【前提】
ChatGPTの「Deep Research」機能が
自分自身について網羅的に調べ上げる
↓
AIによる網羅的な調査が
普通に行われる世界線が来ている
↓
コンテンツの読み手は
人間ではなくAIになりつつある
—
【本題】
インターネット上に情報を残さないという選択が
もはや許されなくなってきた
↓
何も情報が「出てこない」ことが
最も疑われる世界になる
↓
AIによる自動判断で
人が選別される社会が到来しつつある
↓
これは"格差社会"や"身分社会"の
固定化につながっていく
↓
江戸時代もまた格差と身分が
固定化された社会だった
↓
蔦屋重三郎は「編集」という手段で
江戸とは異なる「別世」をつくった
↓
対抗言論ではなく
"日常生活における別世の創造"が重要
↓
政権や常識に反対表明するより
別の価値観を生きる世界を編集した
↓
明治維新のような革命は
大きな代償を伴うことがある
↓
インターネットは以前「別世」だったが
今では表の格差社会がAIにより表面化している
↓
AIが監視コストを下げ
匿名性も保てなくなっている
↓
データやアルゴリズムに支配されない
「別世」をクローズドコミュニティとして作る必要がある
—
【結論】
相手の価値を社会的評価で判断しない
知っていても言及せず
人間的に大事なものを共有する
クローズドのメディア型コミュニティが求められている
言論批評が機能しない現代では
別世における批評的行動が重要
===ここまで===
【感想】
“蔦屋重三郎は「編集」という手段で
江戸とは異なる「別世」をつくった”
面白いです…!
江戸時代の人々が
監視社会の中で「別世」を作り出した
というお話に感銘を受けました。
田中優子さんがそれを「編集」と
表現しているのも本当に面白いです。
実際にSWCというコミュニティでも
文脈の編集をするメンバーが現れているので
このお話は本当にその通りだなと思います。
だからこそこれからは
“コミュニティ時代の編集者”
が求められていくんでしょうね。
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放送の中で紹介されていた作品↓↓
蔦屋重三郎 江戸を編集した男/田中優子著