人間関係は「保険」であり、煩わしさは必要な「掛け金」【鳥井弘文さんVoicyメモ】
===メモ===
【前提】
戦後、"世間"という人間関係が
急激に希薄化した
↓
多くの人が田舎から
都市に移り住むようになる
↓
都市への移住により
地縁・血縁関係を失った
↓
"煩わしさからの解放"を得た一方で
"いざというときの助け"も失った
↓
人間関係は"保険"であり
煩わしさは必要な"掛け金"である
—
【本題】
現代における人間関係の
あり方をどう考えるべきか?
↓
①"保険"としての人間関係の重要性
→鎌倉の家探しの例のように
信頼関係が実際の価値を生む
↓
②現代の歪んだ代替品
→投資商品やSNSが
人間関係の代わりになっている
↓
③"カモのマトリョーシカ構造"の危険性
→誰かをカモにしようとする発想が
結果的に自分をカモにする
↓
④新しい関係性の構築
→"お先にどうぞの精神"で
適度な距離感を保つ
↓
⑤コミュニティに求められること
→弱い立場の人を
カモにしない仕組みづくり
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【結論】
地域密着型の共同体は
そのままでは復活できない
しかし、その"エッセンス"を活かした
新しい形のコミュニティは可能
"受益者"ではなく"供与者"として
関係性を築くことが大切
相手をカモにしない
互いを思いやる関係性が必要
—
【ちょっと掘り下げ】
"カモのマトリョーシカ構造"は
なぜ危険なのか?
↓
①複雑な入れ子構造
→自分より後から参入する人を
"カモ"だと思い込む人が
実は自身も"カモ"になっている
↓
②売り手の絶対優位
→手数料ビジネスか
先行売却で必ず利益確保
→買い手は常にリスクを背負う
↓
③優越感による判断ミス
→"自分は賢い投資家"という
思い込みが冷静さを失わせる
↓
④情報の非対称性
→売り手は全体像を把握
→買い手は部分しか見えない
↓
⑤破綻の必然性
→誰かをカモにする構造は
必ず行き詰まる運命にある
===ここまで===
【感想】
人間関係を"保険"として捉える視点は
現代人の多くが見落としている
重要な気づきだと感じた
特に興味深いのは、
人間関係の"煩わしさ"を
必要な"掛け金"として
前向きに捉え直す考え方
自分自身も
地縁・血縁の希薄化を
実感している一人だが
その代わりとなる関係性を
どう作っていくかが課題となる
そのために必要なのは
”煩わしさ”を引き受けてもいいと思える
共同体への参加のように思う
そんな共同体の中で
“お先にどうぞ”であったり
“お互いさま”みたいな精神を広げていく
ネットの時代だからこそ
意識的に作る必要がある
新しい形の"共同体"
その中で大切なのは
相手を搾取の対象としない
互いを思いやる心なのだろう
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