見出し画像

同じようで同じじゃないこと

今年の初め頃から、朝の仕事前のルーティンに加わったことがあります。

それは、You Tubeチャンネルの「Namibia Cam」を開くことです。

ナミビアの砂漠にある水場を定点観察するだけの動画なのですが、これが本当に面白いんです。

この水場は、ナミビアの以下の場所にあるとのことです。

Gondwana Collection Namibiaのウェブサイトより

そしてこの水場は人工的なものだそうです。
(以下、ウェブサイトにあったこの水場に関する説明を翻訳したものです。)

野生動物の自然水源が減少したことを受け、Gondwana Collection Namibia社が農場を自然保護区に転換し、かつてこの地域に生息していた野生動物を再導入した後に、2006年にこの人工の水飲み場が建設されました。

水飲み場は2021年6月に再建され、中央に丸い「岩」を配置することで、蒸発を減らし、鳥たちが止まる場所を提供しています。

深さ100mのボーリング孔に設置された太陽熱ポンプが、帯水層(地下水)からカメラの北東150mの貯水池に水を汲み上げます。パイプが貯水池から給水口に水を供給し、フロートバルブで水量を調整し、水は自動的に補充されます。

Gondwana Collection Namibiaのウェブサイトの一部を翻訳


この水場には、いろいろな動物がやって来ます。

ダチョウのオス
ときには水場が見えなくなるほどのヌーの群れがいることも
シマウマとオリックス
夜のシマウマ
これを見て、シマウマって夜も活動するのね、ということを知った
みんなこっちを見てる・・・・
キリンも来るよ(でもかなりレア)

仕事が煮詰まったときや一息つきたいときに、水場に来る動物を眺めるのが密かな楽しみになっています。まるで自分の部屋の窓から外を見ているような錯覚に陥ります。

もちろん動物がまったくいない時間もありますが、動物が現れたときには「来たー!!」とテンションが上がります(笑)。

テレビで見る動物番組と違って編集されていない姿を見られるのも面白いところなんですよね。

夜の暗闇の中で、天敵であるはずのハイエナの隣でヤマアラシが眠っているのを見たときは「そんなことあるんだ?!」と衝撃でした。

この動画を見始めてもうすぐ1年になりますが、家族に「まだ見てるの? 同じ動物しか来ないじゃん、飽きないの?」と言われることもあります。

でも本当に飽きないんですよ!

確かに来る動物は決まっていますが、同じように見えて、まったく違うんです。

たとえば、昨日は水を飲んでいるだけだったイボイノシシが、今日は泥遊びをしていたり。

普段は気性が荒くてイボイノシシを追い立てたりしているオリックスが、ヌーが来たときにはおとなしくしていたり。

あるいは、昨日は水を飲んでいるだけだったヤマアラシが今日はブロックをガリガリと何時間もかじっていたり。

そのちょっとした日々の変化を観察するのが楽しいのです。

こんな風に力説しても、どうやら夫にはピンと来ないようですが。

ここまで書いて気づいたのですが・・・。

最近人気の大人数のアイドルグループを、「みんな同じじゃん」と私が思ってしまうのも、実はちゃんと見ていないだけなのかもしれませんね。

今度、じっくり見てみることにしようかな。


いいなと思ったら応援しよう!