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異なる視点を持つ友人は大切だと思ったこと

過去に何度か一緒に海外旅行をしたことのある高校時代からの友人と私は好みが正反対です。

たとえば、この友人は世界遺産が大好きで、できるだけたくさんの世界遺産を巡ることを目標にしています。部屋の壁に世界地図を貼り、いままで自分が訪れたことのある国を塗りつぶすのがちょっとした楽しみだということです。

それに対して私は、こちらの記事にも書いたように、

世界遺産などのメジャーなものにはほとんど興味がなく、旅行ではマニアック路線をひたすら追求したり、現地の人とのちょっとした交流を楽しんだりするのが好きです。

当然、この友人と私が一緒に旅行すれば同じ場所を訪れても目に留まるものが異なり、私が道路の隅にある変な物体に目が行き、その写真を撮っている間にふと友人に目をやると、友人は向こう側に見える世界遺産らしき立派な建物の写真を撮っていたりします。お互い我関せず、という感じです(笑)。そして、お互いがお互いの目当ての物を見てひととおり撮影が済むと、じゃ、次に行こっか、となります。

そして後で宿に戻ってお互いが撮影した写真を見比べてみると、同じ場所を巡ったのに撮影しているものがあまりにも違うのでほんとに面白いなあと思うのです。

一緒に旅行するとお互い多少の譲り合いをしながら観光地を巡るわけで、お互いが自分の好きなところを自由に巡れない不自由さはもちろんあるのですが、その反面、友人が行きたいという場所にお任せでついていくと、私には普段見えていない世界を見せてくれるので、それが楽しくもあります。

たとえば、この友人は、私だったら普段は完全に素通りするであろう(笑)こういう物も大好物なのですが、

つられてついつい撮影(笑)

こういう物を見つけると、これと一緒に写真撮ろうよ!と必ず提案してくるので、ゴリラの隣で微妙な笑顔で小さくたたずむ自分の写真が旅の証拠として残ったりするわけです(笑)。

自分の辞書にないことをやるのに少々戸惑いつつも、それはそれで、新しい世界を見せてくれてありがとうと、後になって写真を整理しながら思ったりもします。(この友人と旅行すると、決まって自撮り棒を使って撮ったどアップの自撮り写真が量産されることになるわけですが 笑)

この歳になってあらためて、違う視点を持つ友人は貴重だなとしみじみ思うのです。

今後も、一人旅と友人との旅を織り交ぜつつ、楽しく視野を広げていけたらいいなと思います。




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