帰省と太宰府お散歩
年末年始は実家に帰省していました(ちなみに実家は福岡です)。
友人たちに会ったり、親戚や家族に会ったり、かなり濃い1週間でした。
私は高校を卒業するまで福岡に住んでいたのですが、当時は若かったこともあり、地元の歴史や自然環境について深く思いを馳せることもないまま地元を離れてしまいました。
福岡には年に一度、年末年始に帰ります。いつもはおもに、友人や家族など「お互いの生存確認(笑)」のために帰省しているので、それが終わればバタバタと東京に戻ってしまいます。
でも今回は、曜日の並びが良かったこともあり、いつもより少し長く滞在できました。
そこで、今回は、街を散策してみることにしました。少し距離はありますが、太宰府天満宮まで歩くことにします(どっちにしろ、正月に車で太宰府天満宮に近づくのは渋滞がすごくて難しいのです)。
坂本八幡宮 → 大宰府政庁跡 → 戒壇院→ 太宰府天満宮 → 九州国立博物館のコースです。
坂本八幡宮
坂本八幡宮は、地元の人にもあまり知られていないような知る人ぞ知る神社だったのですが、元号「令和」のゆかりの地ということで、ここ数年で盛り上がりを見せている(?)神社です。元号が令和に変わったばかりのときには、お参りの人の大行列ができていたそうです(でも、最近は、少々落ち着いてきたかも…)。
大宰府政庁跡
大宰府政庁跡は、奈良時代から平安時代にかけて、九州地方を統治するための役所があった場所です。
ここには、子どもの頃、遠足でたびたび訪れていました。ご覧の通り、広々とした空間が広がっていて一見何もないように見えるのですが、当時の建築基礎が残っています。
戒壇院
大宰府政庁跡から進むとすぐに戒壇院があります。戒壇院というお寺があるのは昔から知っていましたが、そもそも戒壇院とは何ぞや? と思って調べてみました。
なるほど。それにしてもこんな身近に重要文化財があったとは。
太宰府天満宮
太宰府天満宮は、学問の神様として知られる菅原道真公を祀っている、全国の天満宮・天神社の総本宮です。
元旦ということもあり、やはり長蛇の列ができていたので、お参りは遠慮して雰囲気だけを楽しむことにしました。
九州国立博物館
遠方から太宰府天満宮にお参りする方にはあまり知られていないかもしれませんが、天満宮の中を突っ切るように奥に進むと、突き当たりに九州国立博物館があります。東京の美術館や博物館の展示が、東京での展示が終了した後にやって来ることが多く、東京と違って、混雑することなくゆっくりと展示物を鑑賞することができるので実は穴場です。
今回、あらためて歩いてみると、子どもの頃に気にもとめずに素通りしていた場所や物が実は重要文化財だったり天然記念物だったり日本遺産だったりして、自分の目の節穴具合に驚かされました(笑)。
そして何よりも、地元にも京都に負けず劣らず見どころが十分にあることを再認識することになりました。
福岡って他県に比べるとあんまり観光するところないよな〜、なんて思ってしまっていましたし、他県の人におすすめの場所を聞かれたときにも「太宰府天満宮くらいしかないよ」なんて答えてしまっていましたが、反省です。
おまけ
福岡での最後の晩餐は空港で食べた「やりうどん」の「ごぼ天うどん」。