特別な作り方をしなくても、とりたてなら野菜は十分においしい
天草と宇土の間を行ったり来たりするようになって、改めて実感したことがあります。
それは、野菜はとれたてが一番おいしいということ。
「野菜は」と書いたのは、柑橘類はそもそもとりたてのものがないし、肉や味噌などの発酵食品など、熟成させて方がおいしくなるものもあるからです。
天草に引っ越してからというもの、我が家は野菜を隣のおばあちゃんから調達しています。
4〜5月のこの時期、スナップエンドウやら、グリーンピースやら、そら豆やらおばあちゃんの畑にはいろんな豆類がなっています。
ところが、宇土でとりたての野菜を手に入れるのは、ちょっとだけハードルがあります。
なぜって、畑をしている知り合いがいないから^^;
自分で作る方法もありますが、住宅地や商業地はちょっとむずかしいですよね。
なので、スーパーの野菜を買うこともしばしば。
先日、スーパーでそら豆を買ったのですが、食べてみて味の違いにびっくりしました。
全然味が違うのです。
特別な作り方はしていません。特に肥料や農薬へのこだわりもないと思います。それでも、スーパーで買った豆の味は、おばあちゃんの豆の味には遠く及びませんでした。
何が違うのか。
それは、収穫してから食卓に並ぶまでの時間です。
野菜は収穫した後も、生きています。
土から栄養が取れなくなると、野菜は自分の体に蓄えた養分を使っていくので、どんどん味が落ちていくのです。
スーパーに並ぶまでには、産地直送よりも長い時間がかかります。
ざっくり書くと、
産地→集荷場→市場(大阪や東京などの都市)→卸業者→各地のスーパー
みたいな流れになります。
地元のものなのに、一度遠くの市場に持っていくなんて、なんだかいろいろともったいないですよね(スーパーの産直コーナーを除く。)
地方暮らしをはじめて7年。
毎日のようにとりたての野菜を食べていると、それが「普通」になってしまうのですが、少し土から離れる生活をするだけでも普通じゃなかったな、とここ数ヶ月で改めて感じました。
おいしい野菜を食べるには、産地に行く、あるいは産地から取り寄せすれば、特別な作り方のものでなくても十分においしいと思いますね。
ということで、5月のおすすめは、豆です。
5月のバラエティセットのベーグルはグリーンピース×チーズと、ふぁおのお店の自信作「べにばえしによん」の詰め合わせ。
べにばえしによんは、香料なしなのに、柑橘をしっかり感じられる福岡の老舗和菓子屋さんとのコラボ商品です。
べにばえをぜいたくに使ったあんを、ホワイトチョコレートでコーティングした上品な味をお楽しみください。
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