「リトル・マーメイド」が好きな理由。
ジブリ派、ディズニー派、セサミストリート派...など、派閥で表現するのはよくないけれど、幼少期何を見て育ったかは家庭環境によるのでしょうか。かくいう私は、ディズニー作品で育ちました。好きな作品は色々あって、でも、よく考えてみると、作品の中で「プリンセス」が好きだったのは「リトル・マーメイド」の「アリエル」だけでした。その理由を考えてみた話。
大学時代から自分のIDを「Kaoriel」とし(この note IDもね!)、未だにそれを堅持している Kaori です。(年齢考えろ!という批判は甘んじて受けます。)
そう、このID。リトル・マーメイドのアリエルが大好きだった私が、大学時代に「Kaori + Ariel = Kaoriel」 と編み出し、使い始めました。今では、新しいIDを作るつもりもなく、と言うかいいアイディアが全然思い浮かばず、ずっと使っています。(年齢考えろ!という批判は甘んじて受けます。again)
今は、リトル・マーメイドが好きだから、アリエルが好きだから、という理由ではなく、20年近く使っていて「Kaoriel」という横文字が、もはや「自分」になってしまったという感覚が近いです。
私はディズニー作品を見て育ち、もちろん作品も大好きなのですが、その「大好きな理由」を、人生で初めて、少し深掘りしていきたいと思います。
「プリンセス願望」ではない
「ディズニー作品が好き」と言うと「女児のプリンセス願望」と思われてしまうかもしれませんが、そうではありません。
小さい頃から、ただ単に「プリンセスに憧れて、ディズニーが好き」というわけではなく、心に響く音楽や、ストーリーと音楽が混じり合うミュージカルのような流れ、映像の美しさ、その全てが「一つの作品」として大好きでしたし、今も好きです。
だから、今、子供のプールバッグなどに、プリンセス勢揃い!みたいなデザインを見ると、違和感、しかありません。
プリンセスは、一堂に会しちゃダメ、なの!
プリンセスは、個々のストーリーの背景と一緒で、初めて意味があるの!
娘にせがまれても、プリンセス勢揃い系は買わないぞ!
と、心に決めている、大人気ない私ですw。
以前、noteに書いたのですが、4才の娘は、プリンセスが好きなようで、好きではなく、お立てようと「プリンセス〜」と呼ぶと「私をプリンセスと呼ばないで!」と本気で怒ります。そのくせ、ドレスは着たがるのですが...。
きっと、娘も何か私に近い感覚があって、うまく言葉にならないけれど、好き=「プリンセス」になりたい、わけではない、のかもしれないですね。
「プリンセス」として好きなのは「アリエル」だけ
個々のディズニー作品に話を戻すと、映像の美しさは「美女と野獣」が好きでしたし、音楽は「アラジン」のA Whole New Worldが好き、物語は「ポカホンタス」が好きでした。そして、プリンセスとして好きだったのは「リトル・マーメイド」の「アリエル」だけでした。(アナ雪とか、モアナとか、最近の新しい作品は除いています。)
美女と野獣のベルも、眠れる森の美女のオーロラも、シンデレラも、白雪姫も、アラジンのジャスミンも、個々のプリンセスとして好きだったか?と考えると、そこに、私の感情は動ていなかった、と振り返ります。
でも、アリエルだけは「アリエルが好き」で、だからIDにしちゃった。
でも、なぜ、好きだったのか?、きちんと考えたことはありませんでした。
アリエルに「自分」を重ねていた
「なんでも持っている、私は、全て。」
「だけど、足りない。何か。」
「ヒレじゃ遠くへ行けない、足がいるわ」
「歩いて、走って、陽の光浴びながら、自由に、人間の世界へ」
「なんでもあげるわ。ここを出て。」
「陸には居ないは、あんな分からず屋は」...w
「私は、子供じゃないのよ」
「分からないことたくさん、教えて欲しいことたくさん」
リトル・マーメイドの代表曲「パート・オブ・ユア・ワールド」。
大好きなこの曲を、改めて聞くとすぐに分かりました。
私は、ある程度、大きくなるまで、もしかすると大学生になっても、ずっと、少なからず、アリエルに、自分を重ねていたのだと思います。
大切に育ててもらい、なんでも持っている気がするのに、でも、何か、足りなくて。もっと、知らない世界があるのに、制限があり、自由に踏み出せない。もっと遠くに行きたいのに、行けなくて。そんな、モヤモヤをアリエルに重ねていた、と思うのです。
でも、アリエルは、嵐の中、エリック王子を助けに行って、魔女と契約しちゃって、声の代わりに足を得て、そうやって、自らの勇気と仲間のサポートで「道」を切り開き、最後は、パパも説得されて、パパの魔法で人間にしてもらう。
最高のハッピーエンド!その物語性にも、憧れたのかもしれません。
きっと、私も「自由に生きたい!」とか思いつつ、それは「家族にちゃんと理解してもらった上で」そうしたい、という願望があるのだと思います。
自分の「好き」を、深く考えてみると、いつも発見があって面白いですね。
今日は、私は「なんで、アリエルを文字って、IDを作ってしまうくらい、この作品が好きなのか?」そんな自分の気持ちを深掘りしてみた話。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また、遊びに来てくださいね。それでは、良い午後をお過ごしください。
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