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dai5599
いつ何時どこで見ても同じ映画は同じである。だが、解釈は無数である。
小津安二郎監督のメインテーマは何なのか。監督のスタイルは日常の生活を丁寧に描くです。夫側や妻側の見方、嫁や姑・小姑の見方、金持ちや貧乏人からの見方などありますが、一貫した彼のメインテーマは、「日常のさりげない生活の中にこそ、人間の幸福というものがある。」につきます。前回のnote投稿と同じような状況で、途中の居眠りをせず気合を入れて「お茶漬けの味」を見ました。生い立ちの状況が異なる男女が結婚し、色々ありましたが、ラスト近くで、お茶漬けを一緒に食べてみて、そして夫婦の愛を感じ合う。この映画についても、いろいろな立場についてからの評価がでています。解釈は無数です。くどいようですが、やはり私の解釈は「日常のさりげない生活の中にこそ、人間の幸福というものがある。」でした。