
僕には語られるような事件への遭遇がない
阿佐田哲也「麻雀放浪記」読みました。1からスタートし今2を読書中です。70年代初頭に流行りましたが、当時は何故か嫌で読みませんでした。たいした雀力もないのに麻雀はよくやってました。文章の途中に麻雀牌の絵を入れる手法はオリジナルだそうです。映画「麻雀放浪記」も良かった。私には語ることができるような事件に遭遇したことがありません。実感として、弱きをくじき、強きをたすく 兜町と同じ。
BSで山田太一原作 演出鴨下伸一の「岸辺のアルバム」久しぶりに見ました。初回放送当時は24歳でした。当時はよくわかりませんでしたが、話の基本は家族がどうした、いや、こうしたで小津監督作品とよく似ています。

当時の印象は風吹ジュンや中田喜子がよかった。モスバーガーやビッグジョン、サーティワンが映り込んでました。以下の文はネット参照のものです。『鴨下信一は1958年にラジオ東京(現在のTBS)に入社し、一貫してTBSの演出家として活動した。山田太一は同じ1958年に松竹の助監督試験に合格して入社し、映画監督を目指した。二人は日本文化史に足跡を残した偉大なクリエーターだったが、どのようにして創作の知恵を習得し、蓄積していったのだろうか。』このドラマ終了の5年後に結婚して家族を持ちました。ドラマの中のような決意や苦労とかは全く理解していませんでした。まあそんなもんでしょう。
不揃いの林檎たちもこのコンビの作品であることを初めて知りました。松竹伝統の家族ものを継承している。 風吹ジュンは同い年の昭和27年生まれ、アイドルデビューの時からファンでした。変な歌も歌ってました。ドラマ撮影時は昭和52年、キャップ帽子でのシーンがとても良いのですが、この頃、女性でキャップかぶるのは流行していました?今でもムードが変わってないので素晴らしいです。