ひよこかパンケーキか、、、ひとつの食育のお話①
鶏の命をいただく体験をする。
命をいただくことを実感することは大事、
でもそこまでしなくても…
と思っていたこと、
それは数ある食育体験の中で
鶏を絞めて料理する体験をさせることだった。
でも、自分に子どもが生まれて小学生になったら、
子どもと一緒に体験したくなってしまったのです。
どこかで体験させてくれることないかなーとぼんやり思っていたところ、
いたいた、、、出産前に散々通っていた、農業体験させてくれる農家さん。
相談してみると、人数集めたらできるよ、と。
息子が卒園した森のようちえんのメンバーに声をかけると、
あれよあれよと10組以上希望者が集まった。
食育は卵を孵化させることから
鶏を連れてきて、みんなでありがたくいただくのかなと思っていたら、
卵を孵卵器にいれる、孵化するひよこを見る、捌いていただく、の3回コースだという。
え、食べる鶏を孵化させるところかなの!と少々驚きながら、
その3回を楽しみにすることにした。
まず、卵を孵卵器に入れて、孵化させるところから。
孵卵器に入れる卵、パンケーキにする卵を選ぶことに。
卵をひよこにするのか、パンケーキにするのかを選んでいるところ。
ひよこにする、と選ぶ子が多い中、事の重さに気づいて選ぶことを拒否する子も。
最終的には、大人が数を調整し、ひよこにする卵は孵卵器へ。
全部で39個。どれくらい孵化できるかな。台湾製のいただきものの孵卵器だそう。
食べることになった卵は、
大判焼きの銅板でパンケーキに。
選ばれる命。それを選んでいるのは人間。
人間に食べられるために生まれてきたのではないんだもんね。
ひよこにする。と卵を分けた子が多かったけれど、
いざ目の前にパンケーキがきたら、あっという間にたべてしまった。
やっぱり、パンケーキは美味しいってこと。
「この卵たちは、これからは君たちの命として一緒に生きていくからね 」
この言葉がこどもたちには響いたかどうかはわからないけれど。
後日小2の息子と話していたこと
鶏になったら、卵を産んでもらう?
お肉としていただいて、自分の命になって一緒に生きていく?
「え、食べたくないよ!
絶対食べたくない。てうか鶏飼いたいから」
なんと食べるんではなく、飼いたくなったのか…
まぁ、食べるまでには時間もあるし、ゆっくり考えようか。
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