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さよなら青春

ちょうど10日前、横浜アリーナでいきものがかりを観てきた。
現体制でのステージはこれが最後と聞いて、実感が湧かないまま、ふわふわとした不思議な気持ちでチケットを取った。

人生の半分以上、3人で活動してきた彼らの姿を見ていて。
太陽が東から登ることや、猫が可愛いことと同じくらい、彼らが3人組であることは、私にとって自然なことだった。

飛び込んで来たお知らせを目にして、彼らしい選択だな、と納得するのに時間はかからなかったけれど、寂しさはずっとあった。なんなら今もある。

ライブ当日、予定がぎゅうぎゅうで、開演と同時に駆け込んだ。
汗だくで涙なんて出ないと思ったのに、気が付いたら涙腺ぶっ壊れてた。なぜか楽しい曲ほど泣けた。
地球とSAKURAを聴けたので、心残りは何もない。

あの空間にいられたことで、整理が付いたような気がする。

配信のチケットは、あえて買わなかった。
もしDVDになるなら、そのときゆっくり観たいな。


あなたがいてくれたおかげで、いまがあります。
もう思い残すことはないと、この景色を見てグループを去れることが幸せだと言っていたのを聞いて、なんだかとても安心しました。
これから、あなたのいないいきものがかりも、いきものがかりでないあなたも、きっと好きでいられると思います。
22年間、いきものがかりの山下穂尊でいてくれてありがとう。

さよなら、彼らの青春。そして私の青春。

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