📘️ Book Club:UXデザインプロセスの基本的なステップ
ユーザー・エクスペリエンスは、エンドユーザーが製品を使用しているときに得られる価値を指します。価値は、製品を操作する際の使いやすさ、アクセスしやすさ、楽しみから生まれます。
1. 製品の定義するための調査
製品の存在のコンテキストを定義することから始めましょう。
ビジネス目標への洞察を得るために利害関係者と製品について話し合い、ビジネスのゴールを理解することから始まります。また同一に大切なことはユーザーの課題を明らかにすることです。一般的な製品計画、チーム構造、コミュニケーションチャネル、利害関係者の期待をカバーしましょう。
アクテビティ
ステークホルダーミーティング
市場調査
競合調査
エンドユーザーインタビュー
2.分析し、構造化しよう
優れたユーザー・エクスペリエンスをデザインするためのポイントは、競合他社を理解し、戦略を実行して有効性をテストし、何を改善できるかを判断することです。
次に、調査段階で収集したすべてのものを構造化する必要があります。最終製品のリアルな表現を表現するのに役立つ架空のキャラクターを作成します。
このフェーズの結果は、ユーザー・ペルソナ、ユーザー・ストーリー、およびユースケース図になります。
アクテビティ
ユーザー・ストーリー
カスタマージャーニーマップ
ペルソナ
エンパシーマップ
エクスペリエンスマップ
3. アイデアを出そう
アイディアを出すプロセスはアイディエートと呼ばれています。これはデザインプロセスにおけるひとつの段階を指しています。新しいコンセプトやアウトプットを得るために、この時点では、焦点を絞ることではなく、むしろ意識的にどんどん広げる段階です。アイディエイションが目指すところは、多種多様なアイデアが多く出ていて、最適なソルーションを探索できるような状況です。このアイデアの中から、デザイナーはプロトタイプを創りテストできるようになります。
アクテビティ
ワークショップ
ブレインストーミング
ムードボード
4. デザインを構築、プロトタイプを作ろう
さて、実際にデザインを構築する時が来ました。デザインは通常、プロトタイプを作ろことから始めます。
プロトタイプとは、商品やサービスなどの試作品を指します。Webやアプリの場合、UIやコンテンツ構成などを確認し、その操作性を理解することを目的にプロトタイプがつくられます。早い段階でラフなものを作りテストを繰り返すことでより良いユーザーエクスペリエンスが生まれます。
アクテビティ
ワイヤーフレーム
ユーザーフロー
インタラクティブプロトタイプ
ペーパープロトタイプ
コンセプト動画
5. 検証(テスト)しよう
テストは、最終製品の全体的な品質を決定するフェーズです。 チームは最初に製品をテストし、次にテストセッション(モデレート/非モデレートユーザビリティテスト、フォーカスグループ、ベータテスト、A / Bテスト)、次に調査(定量的/定性的情報)、分析(定量的データ)を行います。
ただし、プロジェクトごとに個別のアプローチが必要なため、特定のプロジェクトに特に適したもののみを使用する必要があります。テストを行う時期が早ければ早いほど、変更が容易になり、デザインの制度を高めることが可能になります。
アクテビティ
ユーザビリティ・テスト
ヒューリスティック評価
アクセシビリティ評価
6. ローンチ&計測
プロダクトがリリースされた後も、積極的にデータを集め、常にユーザーエクスペリエンスを高めていく必要があるとされています。例えば、次のようなアクティビティを行い、エンドユーザーと関わりを持つことでエクスペリエンスを再確認、修正をするきっかけが生まれます。
アクテビティ
A/Bテスト
エンドユーザーの声
データ分析
私も色々勉強中なので、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
お読み頂きまして、ありがとうございました。
メルボルンを拠点にプロダクトデザイナーとして働いています。 主にデジタル・プロダクトの制作に携わっています。
[参考資料]
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