10/3 ダービーグランプリ
このメンバーの中でものさしと言える馬が1頭いますね。
ベニスビーチ
南関では雲取賞とクラシックトライアルに出走し、その後あやめ賞でゴールデンヒーラーと共に出走、留守杯日高賞で南関上位の牝馬と互角の走りをしていました。東北優駿は、前崩れの展開で差してきましたが、前にいたゴールデンヒーラーとは差のある着差を考えるとゴールデンヒーラーとは弱いという結果になります。この馬がシェナキングを相手に、MRO金賞をクビ差の接戦を演じ、サラブレット大賞典で勝利している実力を持っている馬ということになります。
それよりも強いゴールデンヒーラーに対して、不来方賞でほぼ追わずに大差で負かしたのがマツリダスティールになります。マツリダスティール自体、久しぶりのダート出走となったイーハトーブマイルにおいて、内と前有利ではありながらも外外を回している展開でホワイトブライドに7馬身差をつけて勝っていることを考えれば、不来方賞で大差で勝つのも不思議ではないのではないかと思われます。
南関勢に対しては、2歳戦になりますが、南部駒賞が比較のポイントになりえるかと。この時の馬場も内・前有利という馬場で外の3番手をずっと回っていたリュウノシンゲンに対して、直線で内目を上手く回ったギガキングという着差は馬場を考えるとほとんどなかったことからもこの馬達との差はないと言えることになります。このリュウノシンゲンが不来方賞ではデキ落ち感はあったが、マツリダスティールが負かしてしまったことを考えるなら、南関勢相手にも遜色はないといえる状況ではないでしょうか。
加えて、調教面だけでも南関勢のタイムとはほぼ互角と言えるタイムを叩き出していることからも、基礎のベースも南関勢とは同等と見るべきではないでしょうか。
南関勢はもちろん今年はJDDや戸塚記念を勝っているし、強い見方をするのは当然ではありますが、マツリダスティール自身は、去年で勝利したフレッチャビアンカのような成長曲線を描いているような馬のように感じます。フレッチャビアンカだって当時の春は船橋で南関重賞クラスでもない馬に負けていたような馬だったのですから、こんな馬がダービーグランプリを勝ち、戸塚記念を勝ったティーズダンクの南関勢を負かしてしまったのですから、この芝馬ではなく、ダート馬の伸びしろというのが南関勢を凌駕すると個人的には直感ではありますが、そう読んだ次第ではあります。
ポジションは、逃げ馬と2番手の馬を見る位置には付けられるのではないかと見ていますので、そこから直線までに前を捉えられる形であればと。
◎マツリダスティール
○ギャルダル
東京ダービーは、アランバローズに対してインから直線に出て負かそうとした状況で交わせず、戸塚記念では直線では先頭もラストで止まってしまい、逆に後方の差し馬に交わされるという形で休み明けを考慮しても似たような形の競馬を続けている。今回もキャッスルトップに対して、マークするか控えるかは分からないが、追って最後まで伸びる脚ではないと見ているので、脚の使い所はカギになる。前々でポジションを取れる部分はプラスに作用しそうなので、積極的に前で競馬できれば今の馬場であれば前走のような負荷はかからないとみて。
▲キャッスルトップ
本来の行きっぷりが欠けていて終始ギャルダルにマークされていた前走は本来の状態では無かったと推測する。今回は、一杯で追い切った調教の部分かも変わり身が見込めそうか。前々でペースを掴めれば、戸塚記念のような形は考えにくいのではないか。
△ジョエル
戸塚記念は、先に抜け出したギャルダルを追いかけてやや伸びを欠いた形ではあるが、内容自体は悪くないか。決め手に欠ける部分はありそうだが、この相手なら。
セイカメテオポリス
戸塚記念は、前が止まったから勝てた側面が大きい。今回は、馬場と展開がマイナスに作用しそうなので、ここは買いません。
ケラススヴィア
この馬以外の3歳牝馬が弱いので、関東オークスの内容からもポジション的に2番手から抜け出せるような実力があるかと言われるとちょっと疑問か。
ラッキードリーム&リーチ
レースの内容が以前から成長を伴っている内容には見えないので買いません。
☆参考買い目
単勝 ◎ 馬連 ◎→○▲ 3連単 ◎○▲→◎○▲△→◎○▲△ 18点
マツリダスティールが勝ってくれればいいかなとは思いますが、負けるパターンで飛んだ場合も3連単でフォローしておきます。
以上、読んでいただきありがとうございました。
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