子供の頃からされたら困る質問「将来の夢なんですか?」

今読んでる本が、ちょうど「将来の夢」の話をしている。

それを読みながらふと思う。

私は生まれてこれまで25年間、ちゃんと夢を持ったことがない。

私がこの世に生まれて、一番最初に「将来の夢」というものを考えさせられたのは、確か保育園卒園の5歳だか6歳だか。

周りがみんな、ケーキ屋さんとかお花屋さんとか、電車の運転手とか仮面ライダーとかドレミちゃんとか書いてる中、どんだけ考えても決まらなくて、

卒園文集には、「まだ決まってないみたいです」とお母さんが書いてくれたっけ。

時はたち、小学生の卒業文集には、仕方なく、「声優」って書いたっけな。6年経った小学校の卒業時も明確に「将来の夢」なんてよくわからなくて、前日テレビで特集が組まれてた声優が単にかっこよく見えてそれを書いたんだよなぁ。(アニメが好きなわけではない)

中学の卒業文集には「CA」って書いたなあ。叔母がCAをやっていることもあり、その叔母が憧れで、それは結構本気でなりたかったけど、''飛行機=事故があったら確実に生きては帰れない'' ''何日も大好きな家族を離れて仕事をしなきゃいけないことがある(国際線の場合)''とかマイナスことを考えてなんとなくやめた気がする。当時、スチュワーデスだよ!とかおばあちゃんに注意されたっけなあ。(キャビンアテンダントという名称が出始めの頃)(おばあちゃんは未だにスチュワーデスって言う)


高校の卒業時なんて、ショップ店員になりたいって言ってたなあ。当時、いや、今もだけど服が大好きで、毎日服に囲まれて仕事したいって思ってた。

結果的に、その夢は叶うのだけど。

まあ今はもうやめたのだけど。



こう考えると、将来の夢って、どうしても職業に置き換えがちだけど、そうじゃないはず。本当は。

私がショップ店員になりたかったのだって、服に携わっていたかっただけであって、バイヤーでもパタンナーでもよかったというわけだ。


そんなこんなで、今、生まれて初めてちゃんと人生に向き合ってる


気がする。

「将来の夢」とやらも、きっと見つけられる


気がする。



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