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#名刺代わりの小説10選_⑧名前探しの放課後/辻村深月

のこのこbeer🍻です。

今まで読んだミステリー小説の中から特に面白かったと思う作品を勝手ながらランキングで紹介させていただく記事の第弾!
これから本を読む方も既に読んだ方も見ていただけると幸いです。

#名刺代わりの小説10選

  1. 十角館の殺人/綾辻行人

  2. 容疑者Xの献身/東野圭吾

  3. ハサミ男/殊能将之

  4. 殺戮に至る病/我孫子武丸

  5. カラスの親指/道尾秀介

  6. 噂/荻原浩

  7. 連続殺人鬼カエル男/中山七里

  8. 名前探しの放課後/辻村深月

  9. medium 霊媒探偵城塚翡翠/相沢沙呼

  10. 方舟/夕木春央

以下、「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。


8.名前探しの放課後/辻村深月

概要

『名前探しの放課後』は、辻村深月さんによる長編小説です。文庫本では上下巻セットとなっています。
この作品は、すこしSFのような作品ですが、学生時代の素直な気持ちを思い出せるとても心温まる物語を描いています。

物語のポイントとしては:

  • テーマ: 名前に込められた意味や思い出、そこから生まれる人間関係の深まりや自己発見がテーマとなっています。

  • キャラクター描写: 辻村深月さんの作品特有の深いキャラクター描写があります。登場人物たちの個性や内面が丁寧に描かれ、読者は彼らの成長や変化を追体験することができます。

  • 感動的なストーリー: 心温まるエピソードや感動的なシーンが散りばめられており、読者に感動や共感を与える内容です。

  • 謎解き要素: 名前の由来や背景を探る過程で、さまざまな謎や秘密が明らかになっていく展開が楽しめます。

辻村深月さんの作品は、独特の世界観と深いキャラクター描写で知られています。

物語のあらすじ

依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。
「俺、もしかして過去に戻された?」
動揺する中で浮かぶ1つの記憶。
いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。
「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」
二人はその「誰か」を探し始めるところから物語が始まる。 

どうしようもなく、暗い未来。
もう2度と帰らない『その人』。
俺は、『あの日』を迎えずに済むのだろうか。
『1人でいなくなったり、するな』
これが、彼の願い。

感想

最初は不思議な展開が展開が続きますが、全てが繋がっていき最後は大きな感動を感じる作品です。
この作品もどんでん返しに相応しいと思います。

登場人物たちの成長や絆が描かれており、読者に深い感動を与えます。
また、各キャラクターの内面や葛藤が丁寧に描かれており、彼らの成長を追体験することができます。
心温まるエピソードやユーモラスなシーンも含まれており、読者にとって読みやすい作品となっています。
ただのミステリー小説にとどまらず、社会的なテーマや人間関係の闇にも触れている点が深いです。登場人物たちの感情や内面の葛藤がリアルに描かれており、共感を呼ぶ部分も多いです。

おすすめですが1点だけ、ご注意ください!

辻村深月さんの作品には「辻村ワールドすごろく」なるものが存在しています。
以下の通り今回おすすめの『名前探しの放課後』は7番目に読むのがおすすめとなっています。
順番通りでなくとも充分楽しめるのは保障しますが、"世界観をリンクさせて読みたい"場合は順番通りに読む事をおすすめします。

『辻村ワールドすごろく』

せっかくなので『辻村ワールドすごろく』

1.スロウハイツの神様(上下巻)

2.島はぼくらと

3.家族シアター

4.凍りのくじら

5.子どもたちは夜と遊ぶ(上下巻)

6.ぼくのメジャースプーン

7.名前探しの放課後(上下巻)

8.冷たい校舎の時は止まる(上下巻)

9.ロードムービー

10.光待つ場所へ

11.ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

他のおすすめとして、『かがみの孤城』もありますが本当におすすめなのでまた別で紹介させていただきます!

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