小惑星パンドラ
最近、鑑定や講座をやっていて「忘れていた記憶を思い出した」と言われることがとても増えてきています。
その「忘れていた記憶」がきっかけで「自分にとってなかったことにしたい都合の悪い体験」があぶれ出されて、恨みや絶望、復讐心など強烈な感情が湧き上がってきてしまい、「綺麗ではない自分」と対峙しなければならないことになります。
大体が熟成し心や身体にこびりついてしまっていてこの「忘れていた記憶、なかったことにしたい過去」のネガティブなエネルギー影響された選択をしながら生きているので負のループから外れることがむづかしい状態が続いていて、あたかも本当の自分かのように思い込んでいます。
そして厄介なのがこのネガティブなエネルギーに依存して手放したくないと拒否する自分もいるところです。
この忘れたい過去は土星に色濃く現れていることがホロスコープを見て感じるところです。
神話ではパンドラの箱から幾つもの禍が飛び出たわけですので、人生を生きるのに足かせになる要素は冥王星やキロン、ブラックムーン、エリスや火星にも示されますが、「なかったことにしたい過去」「忘れてる記憶」は土星に現れていることが多いのです。
何回もセッションしていた方も土星の「なかったことにしたい過去の体験」は初めてのセッションからだいぶ年月が経ってから思い出されました。
私自身もカルマの部屋にある8室土星は「公にしたくないなかったことにしたい過去」を示していて、25年近く経ってからようやく対峙できるようになりました。
現在、セラピーを受けている最中で少しずつ本来の私へ戻していく作業をしています。
土星の禍で傷ついてしまった自分を癒すことは時間もエネルギーも必要で容易ではないです。
きっと忘れていた過去を思い出すタイミングも受け止められるだけの度量が整ったしかるべき時期なのかもしれません。
その時期は破壊と再生の冥王星のトランジットが深く関わっている傾向があります。
太陽、月、水星、金星、火星など個人天体やアングルに関わる時期は特に顕著に現象として現れてきやすいです。
この開けてしまったパンドラの箱から出た禍に向き合うことで箱に残された「希望」に辿り着ける。
そのサポートをすることが私の役割りなのではないかと感じています。
そしてその為のトレーニングを積むために、エネルギーヒーリングに出会いバーバラ・アン・ブレナンのヒーリング学校であるBBSHに辿り着いたように思います。
心身ともに健康でいて、かつ、クライアントさまの強いネガティブな想いを内包するエネルギーを受け止めきれるだけの自分を造らなくてならないのです。
「パンドラ」という小惑星もあるので自分のチャートを見てみました。
『ピュクシスを持つパンドーラー』
9室の冥王星の近くにあり母性養育のセレスと災いの女神エリスとオポジションで対峙。
私のセレスとエリスはパート・オブ・スピリットと重なっていることからパンドラの箱を開け災いと対峙し、その災いを良きものとして慈しみ、育ててることが魂の求む方向性、精神的な富となることがわかります。
「厄災」と「希望」をもたらすパンドラの神話。
ヒーラーとしての方向性が見えてきたように思いました。
私のパンドラは9室天秤座16度。
ジュノー、セレス、エリスの小惑星でのTスクエア。
小惑星をポジティブな形で現象として現れてくるには社会常識、権威からの呪縛と良い距離感を保てるようになるのが必須になります。
私自身もいわゆる「土星の社会的ルール」にガチガチに縛られていたころはこのアスペクトの影響は感じられなかったです。
パンドラの箱を開き始めて災いと対峙し始めてからですね。
女性神が多い小惑星は男性神優位の社会で傷ついた私たちを癒すエネルギーがあると私は信じています。
真の意味で癒されるためのパンドラの災いでありエリスの混沌と不和なのです。
某陰謀系の方の
「ね、言ったでしょ？これもう完全にパンドラの箱、開いちゃってるって話！」
このセリフに惹かれてしまう人は自分のパンドラの箱を開けたがっているのかもしれませんね！笑
パンドラの箱を開く準備が整った方はぜひ私のところへおいでいただけたらと思います。
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