2023.10.15金環日触①サロスサイクル134番
2023.10.15 「リングオブ・ファイア」
2:56に天秤宮で新月を迎えました。
今回の新月は日本では観測できませんが金環日触となっています。
天文学には「サロス周期」という同じような状況の日食が起こる周期があるようですので調べてみました。
この周期は古代バビロニアの時代から知られている、サロス周期と呼ばれるものです。
太陽と月は、6585.3日、18年と9~11日と8時間で、ほぼ同じ位置関係になります。
日数があいまいなのに時間が8時間と決まっているのは、日数は18年間に何回うるう年が入るかで変わるためです。
日触や月食触に関係なく、太陽と月は18年と10日前後で同じような位置関係になる、ということですが、特に、日触や月触があった日から18年と10日くらい経つと、また同じような欠け方をする触がある、ということを教えてくれます。
ほぼ18年を 周期として同じような日触が起こることは、既に紀元前600年頃にはバビロニアのカルデア人によって知られていたので、カルデア周期と呼ばれることもあります。
この周期ごとに番号=サロス番号をふると、日触を同じような特徴を持ったグループに分類することができます。
この、サロス周期を使うと、日触や月触が起こる日付がわかります。
古代ギリシャの哲学者のタレスは、日食が起こることを計算していたという記録もあり、2000年以上前から、日触月触の予報に使われていました。
この記録とは古代ギリシャの歴史家ヘロドトスが書き残した記録になるようです。
wikiにより
こうして歴史を追うとどことなく現在の世界情勢に重なるものを感じます。
イスラエルとパレスチナの戦いも終結するには必ず両者をまとめる誰かが出てくる必要があり
「救世主の登場からの統一と和平」
中東情勢は必然的にここへと向かっていくようなシナリオができているのでしょうか?
今回のサロスサイクルは134番天秤座金環日触。
サロス周期には番号が振り分けられており、今現在のサロス番号は国立天文台のサイトの「日月食等データベース」で検索できます。
サロス日触サイクル 134 の種日触は 1248 年 6 月 23日だったようです。
この日食は、蟹座の海王星と結合し、土星と蠍座の冥王星が結合し、牡牛座のキロンとオポジションでした。
どのサイクルでも、これらの側面のテーマがサイクル内でどのように実行され、再表現されるかを確認できます。
このサイクルの種が活性化し、深い未解決の緊張と傷(冥王星)に形を与えます(土星)。
蠍座で結合される冥王星土星-キロンの影響力は影や闇を強く炙り出します。
恐れや不安が煽られることで文字通り他人を殺し、破壊します。
グループや国家間の人間の対立では、戦争につながる可能性があります。
現在、トランジット火星は、サロスサイクル134のチャートの土星冥王星にコンジャンクションしています。
現在のチャートもハードアスペクトに満ちており、戦争のシャドウアスペクトも表面化しています。
今は強力な日食の季節です。
この強烈なエネルギーに感情的に囚われ見てみぬふりをするのではなく、これ以上の被害が起こらぬよう俯瞰する視点を持ち、必要以上に感情に流されぬよう個人的に意識を変えていくことで集団的無意識を良い方向に変えていくことを意識していきましょう。
1900 年以降のサロスサイクル 134 、146 (南交点食) の各年に発生した注目すべき出来事をリストが海外の占星術師の方がリストアップされていましたので転記しておきます。
タレスの発見で、日食や月食の予報ができるようになりましたが周期が18年ですから、人の一生を考えると、子供が小学校に入学した年に起こった日食、同じように見られるのは54年後。
子供が還暦を迎えるというタイミングになります。
私はホロスコープ解析の際、出生前日蝕を採用しています。
出生前日触は魂の転生を得て人々の役に立つための自分自身の使命、役割りを示します。
この出生前日触のテーマは誕生から約18年ごてにスペクトラム的に連続したテーマになっていると言えるようです。
ネイタルの生前日蝕の位置で起こる日蝕は約18年という大きめの周期の区切りを迎えているところというわけでこれまでの繰り返しから抜け出して 新しいステップに入っていけるタイミングになりますので通常の日蝕より影響力が強くなります。
星読みされている方でサロス周期にご興味ある方は自分生前日蝕の位置を把握しておくのも良いですね。
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