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スーパージャパンカップ観戦記

こんばんは!のこです!

なんと、本日やっと、3月3日の競技ダンス観戦記を今更書き上げました。こういうのって鮮度が大切なのにね…!!
さっそくですが以下、ご覧いただければ幸いです。


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社交ダンスを習い始めてはや2年、ついに観に行ってきました。


スーパージャパンカップ!


ここからは、スーパージャパンカップとはなんぞや?どうして私は観に行った?実際どうだった?といったことをつらつらと書き連ねていきますので、よろしければお付き合いください。






・スーパージャパンカップとは

スーパージャパンカップ?明治エッセルスーパーカップではなくて?なんじゃそりゃ?という方に簡単に説明すると、公益財団法人日本ボールルームダンス連盟主管・一般社団法人東部日本ボールルームダンス連盟が主催する競技ダンスのコンペティションで、毎年3月初週の土日に幕張メッセで開催されます。なんといっても規模が大きい!試合時間も朝9時〜夜20時30分までという、選手だけでなく見る方の体力も試される大会です。でも、基本的にチケットの半券があれば出入り自由なので、比較的気楽に観戦できる大会であると思われます。

この大会の大きな特徴はなんといっても「セグエ選手権」が開催されること。前年度の大会成績で条件を満たした組だけが出場できる、特別感満載の競技です。この競技、例えるなら「フィギュアスケートのエキシビションプログラムを競う」ようなもの。(もちろん、どういう振り付けにしなければいけないか、ある程度決まりはあります)スタンダード、ラテン部門に分かれて競います。本当はこのセグエまで見たかったのですが、体調そこまで良くなかったのでセグエまでは残らず退散しました…じ、次回こそは…!!

今回の観戦の主な目的は「自分が通う教室の先生達の応援」でした。先生方は3月3日のライジングラテンに出場されるとのことで、その日のチケットのみを入手。(3月2日は所用のため行けませんでした)スーパージャパンカップにはいくつかの席種があり、競技ダンス初心者にも優しい金額の席が多くあります。私は後述の撮影料などとの兼ね合いから、まあ悪くはないんちゃう?と思われるC席を選びました。多分撮影料とか諸々無ければ普通に1万代の席にしてたな…なんてな。

・撮影の準備


さて、フィギュアスケートとは異なり、この試合は撮影が可能でした。ただし、撮影するにあたり下記の条件があります。

https://x.com/EJBDFinfo/status/1763474997266534460?s=19

い、1万円!?若干驚きつつも、せっかく撮影できるとのことなので、カメラの準備もしました。
※ちなみに撮影に関しては前日まで発表がなかったこともあり、事前に問い合わせてしまっていました。お手数おかけしました。

当日はC席という前でも後ろでもない席だったので、望遠レンズを使用することにしました。しかし私のカメラはSony α7Ⅲ。フルサイズミラーレス用の望遠レンズって、ウン10万するんですね(白目)ここで利用したのが下記のレンタルサービスでした。

https://www.apex106.com/

富豪でない私でもα7Ⅲ用の望遠レンズが使えるというありがたいサービス。こちらのレンズをレンタルしました。

https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL70300G/

レンズは前日の3/2に到着。自分のα7Ⅲに装着して試し撮りし、問題ないことを確認しました。そして最後は荷造り。と言ってもスケート観戦ほど荷物がないので楽ですね!寒さの心配もないのがありがたい。

・いざ、観戦〜当日の観戦記

さて、先生方はライジングラテンに出場とのことでしたので、せっかくだから!と一次予選から観戦することに。普段の通勤時よりも早く起床して、今にも瞑りそうな目をかっぴらき、カメラを担いで幕張メッセへ向かいました。(通勤時は6:45頃に起きますが、この日は6時に起きました)

……7時代、けっこう電車が混んでいてびっくり。お仕事の人はいるだろうなと思っていましたが、お出かけらしき人も多くて、すぐ座れるだろうと思っていた私の予測は崩れました。(ちなみに途中から座れました★)新木場駅で混雑のあまり電車を1本見送ったり、イベントホールの場所が分からず右往左往したりしましたが、無事になんとか会場に到着。


着いたぜ〜

撮影の手続きを済ませ、着席。実は私、道に迷っただけでなく座席の場所も係の人に聞いたりと、圧倒的ポンコツぶりを発揮していたので、予選開始時刻ギリギリに着席したのでした…。

人生初の競技会なのですが、テンション爆上がり!なんてったって、ずっとテレビや動画で見ていた光景が目の前に広がっているんですもの。勝負のために選んだであろう艷やかな衣装に身を包んだ選手たちが、フロア上から溢れんばかりにおりました。いやはや、眼福とはこのことを言うのかもしれない。カメラですが、始めは設定に苦労しましたが、徐々にコツを掴み、最終的にはなかなか上手く撮れたのではないかと思います(自画自賛すな)

前述のとおり、チケットの半券を提示すれば再入場可能とのことでしたので、お昼時はイベントホール隣の建物内「ワールドキッチンズ」へ食べに行きました。うん、良い。


ロコモコ美味しい



余談ですが、お隣にはダンス観戦に来たらしき方も。少し離れた場所にはダンス関係者らしき方もいらっしゃいました。ドキドキ…。

さて、ライジングラテンの最終予選に戻り観戦再開。昼を過ぎ、より熱気を帯び始めたイベントホール(物理的にもムードとしても)で、ひたすらに撮影をしました。

そして私はアマチュアスタンダード準決勝の前まで観戦した後、帰宅の途につきました。久々の長時間観戦であったこと、また当日も頭痛薬を飲んでいたことから無理は禁物と判断したためです。なお翌日は有給休暇を取得していましたw

さて、次からはスーパージャパンカップ観戦を通しての感想、ぼやきなどを載せていきます。


・スーパージャパンカップ 楽しかった点


1. パソドブレではマジでEspana Caniしか流れない

あたりまえ体操にもほどがありますが…いや、本当にパソドブレはEspana Caniオンリーなんですね。しかも何が凄いって、(おそらく)全部アレンジが違う。同じバージョンのEspana Caniは流れていないんじゃないか…?

世の中にあるEspana Caniのアレンジが何種類あるのか数えてみたいと思った、そんなスーパージャパンカップでした。

2.生観戦で推しが見つかった

そうなんです、推し組ができてしまったんです…。どなたかというと、お名前出してしまって恐縮ですが、伊藤光・中川サリ組です。(敬称略すみません)
何気なくプロラテンを見ていたら、突如目に入ったスタイリッシュな黒髪ボブの女性。

「え、え〜!!!!!!お、お洒落すぎない!?!?!?」

長身なお二人から発せられる、情熱的かつスタイリッシュなダンスに気がつけば虜になってしまいました。だから勝ち進んでいることが分かったときはガチで喜びました(不審者ムーブ)お二人のことは、末永く応援していきたいです。
いやはや、こういう思わぬ出会いが発生する…これぞ生観戦の醍醐味。

3.みんな全曲「1曲目」かのように踊る

これうまいこと言ったなって我ながら思ったんですけど()いや、本当にそうなんですよ。何曲続いても「いや?これまだ1曲目なんで余裕ですけど」ってテンションで踊ってらっしゃるんです。ダンサーとしては当たり前なんだろうとは思いますが、見ている観客は何度もエネルギッシュのダンスをエンジョイできるので最高です。

また、どの曲も「この曲で毎日練習してきました」と言わんばかりに踊るのもシビれますね。そりゃ同じビートだったら踊れるのかもしれないんですけど、それでも今流れている曲想に合わせた表現ができるのが凄いんですよ。同じジャンルだとしても曲によっては雰囲気が微妙に異なる場合もあると思うので、いろんな曲で踊りこなすダンサーの皆さんパネェって心から思います。


4.プロの試合の応援はアツい

いや〜〜プロの方々の区分は応援が特に盛り上がって楽しかったですね。とある選手がフロアで踊られるとき、観客席のある区画でいっせいにその選手の背番号が書かれたミニうちわがブワってあがって、その景色の圧に思わず笑いました。

競技ダンス、思っていた以上にスポーツでアツかったです。そりゃそうか、大学の競技ダンス部って体育会だもんね…。次回はもっと声出して応援しようかな、いや、写真も撮りたいな、どうしようかね…むむ。


5.会場が出入りしやすくて楽

これは今回のスーパージャパンカップという大会の性質もあるのかと思いますが、比較的1セクションが短い&スケジュールが分刻みで決まっていること、さらに出入りにガチガチな雰囲気も少なかったため、フィギュアスケートと比較して出入りしやすく楽でした。コンビニやレストランも近場にあり、さらに駅前まで出れば必要なものは揃うので大変気楽でした。(会場の周りに何もないと食料などだいぶ苦労するので…)

他の会場や団体の試合はどうなのか分かりませんが、このスーパージャパンカップは競技ダンス観戦初心者にオススメだなと思いました。


6.ナチュラルにその場に選手が足りないみたいなアクシデントが発生する(のが面白い)

これはですね、アマチュアかグランドシニアスタンダードだったかな、本来はそのヒートにいるべき組がいなくて踊り直しか?みたいな場面がありました。他にも挙手して出欠(?)を確認していたり…こういうハプニングも生観戦ならではですよね。進行の方々は大変だったかと思いますが、個人的には大変興味深く拝見していました。(進行どうするのかな?という点で)


7.様々な社交ダンス関連のお店の出店が楽しい!

ドレス、靴、アクセサリー、練習ウェア、社交ダンス用CDなど…社交ダンス界隈で著名なブランド・メーカーさんが一堂に会するのが競技会の醍醐味!直に手にとって物を見ることができるのは大変よかったです…!

他にも「あの選手のあのドレスだ!」みたいなこともあったりして、一人でテンション爆上がりしてました、フフ。(そして値段を見てまた一人でチーンとなっていた。か、買えねぇ)
とくに練習ウェアは、実際の質感を知ることができていいですよね。たくさんブランドがあるので比べることもできるし、試着もできるので。ああ、富豪だったらこの場でいっぱい買ってただろうな(涙)


・スーパージャパンカップ モヤモヤした点


ここからは少しモヤったところです。大会に対してのものもあれば、私個人の不出来に対するものもありますので、「ふーんそうなんだ」って感じのテンションでご覧ください。


1.撮影のルール、難しい

大前提として、ルールがあればそれに従うまでです。破ろうなんて思いもしません。(破るとますます厳しくなると思うし、最悪撮影不可になると考えられますので)

ただ、撮影料10,000円で競技会写真のSNSアップ禁止なのは、もう少し緩くても良いのになぁなんてちょびっとだけ思っちゃいました。例えば「準決勝からはアップロードOK」という規約にしたり、動画はNGにしたり。もちろん、選手の方や観客の方の肖像権など権利は尊重されて然るべきですので、兼ね合いが難しいとは思いますが…。他団体なので状況等は大きく異なりますが、スーパージャパンの直前に開催されたアジアンオープンみたいな感じだと、社交ダンスの試合の様子が広まって良いのになって素人は思います。それかいっそのこと選手のご家族以外は撮影禁止にするとか…いやでも難しいなこれ。

Xで以前よりルールが厳しくなったというような趣旨のポストを拝見したので、どういった経緯で今回のルールになったのかなぁ…と気になりました。あとこれもXでちらっと見たのですが、どうやらSNSアップロードNGという決まりを知らずアップしていた教室があったとのこと。ルールを定めるならルールは各所に徹底通知していただきたいなという気持ちもありますね。

2.夜の部から照明ずっと落とされると目がしんどい

これは私の個人的な感想なのですが、朝からずっと普通の照明で観戦していた人間に、夜の部の暗さ+フロアへの強めの照明への転換は目が痛かったです。デモやセグエは照明ありきでいいと思うんです、ただ競技会は照明ありも競技会っぽくてよくない?と社交ダンス素人は思うのです…。
いや、準決勝からの特別感を出すために照明変えているのはよーーーーく分かるんですよ。きっとこれが選手のモチベに繋がるであろうことも分かる。ですので、私のワガママだということは重々承知です…wもう少し自分の目を鍛えてきますね。


3.たまに見かけたマナー違反の人たち

ちょこちょこいたんですよ、残念ながら。

・おそらく自席でないところに座って観戦
・無断で写真や動画を撮影する

後者は係員の方が注意されて、なおかつすぐそのお客さんも撮影を止められたので良かったですが、前者はわりといて少し残念でした。100歩譲って死ぬほど空いていた朝ならまだ分からなくもないんですよ(ダメだけど)でも、人が増えてきた夜の部開始頃まで自席じゃないところに座るってどうなの?と思います。私の目の前で、本来お客さんが座るところに別の関係者らしき方が座られていたようで、少しざわざわとしていたので。 

まあ、マナー問題について私ができることは、私自身が引き続きマナーとルールに気をつけて観戦し、何か問題を見つけた際は係の人にお話するくらいかなと思います。


3.どういうダンスが「勝つダンス」なのか分かっていない

これに関してはね、関係者の方の声が聞こえてきそうです。

「見る専/聴く専パック申し込んで!」

そう、今回のスーパージャパンカップでは初心者向け生解説付きプラン「見る専」パックとマニア向け生解説付きプラン「聴く専」パックが用意されているのです。どちらも元チャンピオンの方が解説してくださるという大変貴重なこのプラン、次回こそは申し込んでみたいです。今回は先生方の応援がメインだったので、時間に縛られない方(=プランを申し込まず自由気ままに1人観戦)を選びました。

あと、これは以前から気になっているのですが、競技ダンスの採点基準って公開されているのかな…?どういった採点項目があってどのような動き等が評価されるのか、みたいなのが分かると楽しいなーなんて個人的には思うのでした。もし公開されてたら教えていただけると嬉しいです(ググっても見つからずでして…すみません💦)

4.その他

これは個人的なモヤモヤなんですけど、運営の方でひとりだけ、他の方と比較して微妙な態度でちょっとモヤモヤしてました← 悪くはないんだけど、他が良すぎて「あれ?やる気ある?」ってなってしまいました。団体の運営なので難しいとは思いますが、皆さん同じようなテンションだと気分上がるな〜と思いました。偉そうにすみません。


・総括

スーパージャパンカップめちゃめちゃ楽しい!モヤモヤが無いわけではないけれど、総じて満足度が高い競技会でした。

運営にあたられた関係者の皆様、選手の皆様、お疲れ様でした。私はただ見に行くしかできないしがない趣味ダンサー兼オタクですが、可能な限りお金を落とそうと思いますので、何卒よろしくお願いします…(?)

今年、絶対三笠宮は見に行きたいなぁ。あとは再び先生達の勇姿を拝みに行くぞ!



以上、スーパージャパンカップ観戦記でした!





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