私の恋愛論(あるいは妄想)
「誰かに恋したのって、いつだったかな?」
そんな風に、恋が遠のいてしまっている人も、もしかしたら今この記事を読んでくださる人の中にいるかもしれません。
注:私的にはまじめな話なんですが、ふざけてると感じる方もいると思うので、哲学的・純文学的な恋愛論をご希望の方は、この先読まないほうがいいです。
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私は現在進行形で恋をしています。
…と、書くと、私を知ってる人からは、石どころかテコの応用で岩の塊を投げられそうな話ではあります。
「そんなの恋愛じゃなくて妄想!」
「その歳で? キモいわ!」
というあたりが、妥当な感想かと。
反論の余地もないほど、ごもっともでございます。
(自分ごとですが、こういうときには客観的な私)
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そもそもは私の一目惚れ。
見た瞬間に雷に打たれたような衝撃が走りました。
いくら少女マンガでも、今どきさすがにないだろうという設定です。
でも冗談抜きに、そうとしか言いようのない、完膚無きまでにうちのめされた一目惚れ、です。
事実なだけに恐ろしいというか、
恋は理屈じゃないというか、
さすが妄想というか…。
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今から8年前の2010年。
ある日ぼんやりとYouTubeを見ていたら、たまたま出てきた某ビデオ。
表示設定で、YouTubeが勝手にお薦めを再生するという流れで出てきたビデオだったと思います。
そこにいた、ある人(便宜上「Kさん」とします。って単にイニシャルですが)に一目惚れしました。
Kさんの性格、知性などの内面的なことは一切わかりません。
一目惚れの理由は、簡単明瞭:
顔が好き。
見ためが好き。
だって「一目惚れ」ですよ?!
外見以外の情報なんてはいってきませんから!
「誰、この人?!」
となったのは、想像に難くないと思います。
Kさんはバンドマンです。
私が見たYouTubeビデオもそのバンドのMVでした。
(「あぁー、バンドマンねぇー」という冷笑はあまんじて受けます)
ネットリサーチなんていう大層なことをしなくても、検索で情報はあっさり出てきました。
検索が進むうちに見つけたのが、
「うそっ!来週H市でライブある?!」
「来週っていっても、あと4日しかないじゃないの!」
私のところから500kmくらい離れてますが、そんなの関係ないです。
むしろ問題はチケット。
日本みたいにコンビニ発券とかできないし、週末かかってるから、今から振込みして、チケット郵送してもらってたら絶対に間に合わないよ、これ。
取扱店に電話して、代引き速達という例外措置をとってもらいました。
(ここで対応してくれるところがありがたいですよね…)
そして、ライブ当日。
ステージに出てきたKさんを見た瞬間の感想:
本当にいるんだ・・・(茫然自失)
生きてる。
動いてる。
歌、生だ。Kさんの声、生。
やばい・・・今ここで雷に打たれて◯んでもいいかも。
以来、今日に至るまでKさんに恋をしています。
そんなわけで、私の恋は非現実的なことこの上ない、2.5次元の恋です。
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soar編集長の工藤瑞穂(@mimimizuho)さんのツイートですが、
これ、よくないですか?
2.5次元、万歳です。
私の場合、相手が相手なので失恋以前の話なんですが、逆に言えば、ずっと恋していられるというメリットもあります。
ある日、Kさんが音楽活動をやめてしまったら…と思うと、それはものすごく悲しいですが、そのままKさんが「消えて」しまうのであれば、きっと美しい思い出のまま、恋心は残ると思います。
(ここで、B'z「恋心」の歌詞「忘れない、恋心。いつまでも、恋心」が流れてる感じ)
成就するだけが恋じゃない、と思いますね。
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追記:あと3週間ほどでKさんのライブにいきます。
いわゆるVIPチケットというものを買ったのでMeet & Greet(日本だったら「握手会」というもの?)まであります。
私にとっては7回目のライブ参加(「参戦」って言いかた好きじゃなくて)、そして3回目のMeet & Greetです。
楽しみというより、緊張感が今からすごいです…。