日本センチュリー豊中シリーズ vol.25 へ行ってきた
今回は日本センチュリー交響楽団のコンサートへ。豊中シリーズの4回目。角野隼斗さんがソリストとして参加するのをきっかけに、4回通しのチケットを購入。残念ながら3回目は自身のピアノ発表会と重なり伺えなかった。今まではもう1週間後だったので行けると思っていた。第九だったので楽しみにしていたのに...
通しで買うので、オケの音がよく聴こえるとされる中央通路後ろ、そしてソリストがよく見える少し下手側の席を選んだ。
1,2回目とも、とてもいい演奏で今回も楽しみにしていた。
開演前に大変なハプニングがあった。最寄りの阪急電車宝塚線が人身事故で運転見合わせになったのだ。私は開場時間には着いていたので大丈夫だったが、15時開演なのに14時25分ごろに止まってしまったので焦った方が多かったと思う。開場側から15分開演を遅らせるアナウンスが流れた時はどよめきが。
開演した後ももちろん来られる方がいて、楽章間で観客が入り立ち見で見られていた。コンミスの方が確認してからマエストロに合図を送る、オケ側も配慮しての演奏だった。いつもなら前半が終わるまでホワイエで待機することになるはずだが、不測の事態だったのでいい判断をされたと思う。
前半は赤とんぼなどで有名な山田耕作の交響曲。日本人で初めて交響曲を作曲したそうだ。
角野くんの全国ツアーの配信が16日までだったのもあり、全く予習せずに聴いた。オーソドックスなシンフォニーという印象。途中聴いていて心地よくなりたびたび睡魔に襲われそうに...
休憩後、ピアノが出されてラプソディー・イン・ブルーが始まる。いつもの白シャツに黒のスーツで角野くん登場。
私は2022年の全国ツアーソロ版、3月Osaka Sion、12月1万人の第九、そして今回と4回も生で聴く機会に恵まれた。その時の感じるままに演奏するので、同じ演奏は2度としない。
今回は、ピアノの入りの前に左手で拍子を取っていたのが目を引いた。今まであまりやってなかったような気がする。自由な中にもオケに溶け込もうと思っていたのかもしれない。
途中で鍵盤ハーモニカを使ったソロをするのはファンの間ではよくわかっていることだが、鍵ハモをピアノの上に置くとどよめきがすごかった。私の後ろの席の方も「おおお」と声が。私の席からはピアノの隣のテーブルに置いていたのは見えていたんだが...
演奏はもちろん素晴らしく、そこでこの和音なのか、と思うところがたくさんあるし、うまくは言えないけどカデンツァ以外もトリルを入れたりアレンジを効かせて。演奏後は拍手喝采!
カーテンコールの後、ソリストアンコールはアイガットリズム。
これも同じ演奏をしないのが角野隼斗たる所以。
圧巻だったのが最後のlevel10。ほんまに1人で弾いてるん?と思わせるような和音の厚み。みんなと同じ指10本ですよね???と思ってしまった。
Twitterをそのまま引用したが、こんなうれしいことがあった。演奏以外のこともお話して、私が京阪沿線から来たと話すと、三室戸寺や平等院に行くときに乗ってきたっていう話をしてくれた。兵庫の芸術文化センターもよく行かれるそうで、コロナの間は行けなくて残念とも話しておられた。
後ろの席の(おそらく)年配の夫婦もすごかったなぁと言っているのが聞こえてきた。
ますますチケットが取りづらくなりそうだが、楽しみにしてくれる方が増えるのはすごくうれしい。
ラプソの後の火の鳥は、こちらも予習していなかったが、メリハリの効いたかっこいい演奏だった。過去2回の公演でも感じたのだが、休符の後の音のキレというか、合わせ方がとてもパリッとしててかっこいい。そして、秋山マエストロの指揮がすごいなと思った。もう82歳であられるけど、そんなことは感じさせない。また見たいと思った。
23年度も豊中シリーズの定期を購入した。24年3月に亀井くんがソリストなのもあるが、ホールもいいし、いろいろ聴いてみたいと思ったから。4回と手軽なのもある。
演奏の感想がすごく薄くて申し訳ないレベル、言語化するのが難しいし、記憶が薄れていくのが早くて...
雰囲気だけでも感じ取っていただけたらうれしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?