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「100万人に1人の人間」になるのは難しいのか



「100人に1人のスキルを3つ持てば、それだけで100万人に1人の存在になれる」


という言葉を聞いたとき、どこか腑に落ちた。

「特別な才能」なんて実はそう遠いものではなく、誰もが少し頑張れば手に入る「ちょっと珍しい能力」を組み合わせるだけで良い。

例えば、
「100人に1人」が得意なスキルって何だろう。

美しい文章や小説を書けることかもしれない。クオリティの高い動画が作れたり、色彩のセンスがあることかもしれない。

誰とでも自然に会話を弾ませられる社交性だったり、クックパッドを見ずに美味しい料理をサッと作れるセンスだって立派なスキルだ。

それぞれ単体では「すごいけど、まあいるよね」と思われるくらいのもの。でも、これらが一人の人間に集まるとどうなるか?

美しい脚本を書き、センスのある映画を自分で作り、社交性のあるトークや発信力でマーケティングが出来たりする。

そんな人は確かにそうそういないし、魅力的に見える。

100×100×100=100万。
計算通り、100万人に1人の存在になる。


「何者かになりたい」、とよく聞くけれど、「100人に1人」程度の能力でも、3つ掛け合わせてその肩書きを掲げていれば「100万人に1人」になれる。

努力するモチベーションには悪くない発想だ。
要するに、自分自身のマーケティングの問題でしかないということがわかる。

だから、1分野で100万人に1人みたいな、ほぼ無理ゲーに挑んで絶望するより、3つの分野で「そこそこ出来る」を掛け合わせて自分の価値を作るっていうのは、大切なのかもしれない。

ただ、100人に1人を目指す最中でも、ライバルは必ず現れる。

それは、「息をするように出来る人」だ。


僕らが「頑張って出来てること」や「そこそこ出来てること」を「息をするように出来る人」が必ずいる。

もちろん逆もある。
あなたや僕が、「息をするように当たり前に出来ること」は、他人からしたら「頑張らないと出来ないこと」かもしれない。

そう考えると、頑張らないと出来ないならいっそやめて、他のことをした方が良いってことも現実ある。ライバルは、「息をするように出来る人」だから。

ただ、そういう人たちはずっと続けてきたから息をするように当たり前に出来るのだ。だから、スキルっていうのは継続が鍵なんだと思う。

100人に1人になるのに「天才的なナニカ」はいらない。学年に2〜3人くらいの「わりと得意」を3つ集めればいいだけだ。

文章なら継続してnoteやブログを書いてみたり、英語なら映画を字幕なしで見たり、観察力なら日常の中で「何が違うか」を意識してみたり。

そういうのをコツコツ続ければ、僕らだって息をするようにできるようになる日が来るかもしれないと思う。


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