そのまんまで、ハナマルだ
数年前に書いたエッセイです。
長野で暮らしていた時に書いたもの。ポポコ(長女)が小学校、ピピコ(次女)が保育園に入ってすぐくらいかな。
このころはいろいろ大変だったけど、楽しかったなあ。
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ポポコの小学校の入学式、ピピコの保育園の入園式に出席して、いろいろ思うことあり、
うーんたとえば
うわ~まだ小学校で「前へならえ!」とかやってんのか(驚愕)!!とか、
新入生のみなさんご入学おめでとうございます!と壇上のエライ人が言うたびに新一年生たちが「ありがとうございます!」と応える(ふたたび驚愕、なんで訓練されてんの??ポポコはたぶんぼーっとしてただろうなあ)とか、
ひえ~君が代は私の時代は入学式じゃ歌わなかったよなあ(またまた驚愕)とか、
エライ人が入れ替わり立ち替わりなんやらかんやら喋って、全部で1時間近くの式、こりゃ忍耐経験事始めだなあとか。
で、今日、なんとなくポポコに話をした。
入学以来、なんかすごいテンション高く一生懸命頑張っちゃってるから。
あのさあ、
テケトーでいいのよ。学校は。
頑張ったから、○○ができたからとかじゃなくてさ、
そのまんま、ポポコはそこにいるだけで、100点満点。ハナマルなの。
学校はさ、とかく頑張らせるだろうけど、頑張るからエライみたいにたぶん多くの先生は言うだろうけど、
「そのまんまで、100点満点、ハナマル」ってこと、覚えててね。
なんて話。
こんなの、あらためて言葉にするような話じゃないよなあと思ったけど、ま、たまには言葉にして伝えるのもいいかなと思って、あえて。
ポポコは、めんどくさそうにあくびとかしながら聞いていて(お風呂のなかだった)、
そんで、全然違う話に飛んで、
あのさあ、ママは今日、ピピコが疲れてて眠いはずなのになかなか昼寝してくれなくて、あー明日も保育園なのにーってすごいイライラして、その後はまた、ピピコがこの寒いのに裸に夏物のワンピース一枚で、着させようとしたらワンワン泣いて拒否して、これまたイライラしちゃって、なんかいっぱい怒っちゃった日だったよ、はぁぁ。とポポコに話したら、
あのね、それはね、ピピコの問題なの!ママの問題じゃないの。だから、悩むことないの!ママは、怒っても100点、ハナマルでーす!
と言って、指で空中に大~きなハナマルを書いた。
それを見ていたら、なんだかすごく元気が出てきて、ポポコもハナマルでーす!ピピコもハナマルでーす!とかみんなでいっぱいお互いにハナマルを書きっこして、最後にハナマル音頭(意味不明)を踊って、全く話が読めてないピピコもキャッキャとはしゃいで、ようやくお風呂から上がった頃には、すっかりユデダコみたいになって、子どもたちのニコニコほっぺはまっかっか。。。
なんだかんだで、今日も良い一日でした。ハナマル!