#89 ろくぼく、それは、ほぼはしごとして使われるもの。(ポエム)
ろくぼく、それはほぼはしご
として使われるもの。
体育館の上の部分の窓についてる
でっかいカーテンを閉めるときに
上に登るためのはしご。
ろくぼく、それは
小学校の授業で準備運動として、
たまに上り下りするだけのもの。
上の方まで行くと結構怖いので、
やんちゃな子しか1番上にいけないもの。
ろくぼく、それは
勝手に登ると先生に怒られるもの。
小学校の体育の授業以外では、
カーテンを閉めることを託された
選ばれしものしか登れない
ありがたいもの。
ろくぼく、それは
やっぱりほぼはしごとして使われるもの。
作:ノッキングパパ