#170 童謡「かえるの合唱」のタイミングをズラして歌うやつは、なんの意味もない。
こんばんは、ノッキングパパです。
あなたは幼少期に、童謡「かえるの合唱」を
二小節ごとでタイミングをズラして歌うことを、
授業などでやったことはありますか?
あなた:「あぁ〜、やったやった。最初の人が『かえるのうたが〜、』って歌って、『きこえてくるよ〜、』って歌うタイミングで、次の人が『かえるのうたが〜、』って追いかけていくやつね。」
はい、その通りです。
この”歌の追いかけっこ”的なものは、
おそらく多くの人が経験していると思います。
しかし、
実はこの歌い方をしたところで、
なんの意味もありません。
あなた:「えっ・・・?なんの意味もないって、どういうこと・・・?」
はい、動揺してしまうのも無理はないでしょう。
なぜなら、人はなぜ「かえるの合唱」で
”歌の追いかけっこ”的なことをするのかという、
理由を深く考えたことがないからです。
なぜやったことがあるかと聞かれると、
「ただ言われたからやった。」
「音楽の授業の一環でやらされた。」
「誘われたからやった。」
などと言うのが関の山でしょう。
しかし、よく考えてみてください。
”歌の追いかけっこ”をしてなんの意味があるのかを。
合唱祭のように、
協力して努力し、何かを成し遂げる体験を
得られるというわけでもなく、
歌がハモって歌や音楽の面白さを
体感できるわけでもない。
また、
やった後に達成感があるわけでもなく、
音楽という教科を理解するのに
なんらかの手助けになるわけでもない。
つまり、我々が幼少期に体験した
「かえるの合唱」の”歌の追いかけっこ”は、
残念ながら無意味な行為ということです。
あなた:「・・・確かに言われてみればそうだね。追いかけっこしても、ハモるとか、歌詞になんか面白みが出る仕掛けとかもないし、本当にただズレて歌ってるだけだからなんの意味もないわ。なんであんなことさせたんだろう・・・。」
はい、その通りです。
「かえるの合唱」で”歌の追いかけっこ”をする目的として、
強いて挙げるとすれば、
「かえるの合唱」は八小節で構成され、
二小節ごとで歌が区切ることができ、
四区切りで歌が終わるため、
非常に短くキャッチーな歌です。
なので、”歌の追いかけっこ”をするならば
うってつけの歌になります。
とはいえ、
これはあくまで、
「歌の追いかけっこをするなら、かえるの合唱が適している」
と言うだけの話であり、
「かえるの合唱」で”歌の追いかけっこ”をする
意味の説明にはなっていないので、
ご注意ください。
とりあえず、
もしいつか子供に、
「なんでかえるの合唱って、追いかけっこみたいに歌うの?」
と聞かれたら、正直に「あ〜、それ無意味だよ。」
と心を鬼にして答えてあげてください。
今日もご愛読ありがとうございました。
ノッキングパパでした。