見出し画像

双子の準備はできる?

2回目の胚移植にむけて昨日は子宮内膜の厚さを測りに行った。子宮内膜はまた十分に育っていて10㎜以上と画面にでていた。13日前は猛烈に血を流しながら使わなくなった子宮内膜をこれでもかとそぎ落としていたのに(生理が)、もう次の内膜が充分に仕上がってるなんて体なにもの。そのくせニキビや転んだときの傷跡はもう何か月も経ってるのに皮膚が再生してないの体なにもの。

そして前回は「育ってはいけない卵胞が育っているように見える」という不吉なお告げをもらっていたので今回血液検査もしてエストロゲンとプロゲステロンが正常値かも調べたのだが、結果、ホルモンは正常値だったので卵胞のように見えたものはどうやら前からあるチョコレート嚢胞だったようだ。わたしのチョコレート嚢胞がちょうど卵胞に見えるサイズをしているようで、なんか申し訳ない。卵胞と診間違えた先生はこれで3人目だ。まぎらわしいやつめ。でも何かしらの異常じゃなくてよかった。

さて本題に入ると、2回目の移植に向けてわたしに残された胚盤胞は4AA、4BB、4BBの三つだ。そこで「2個戻し」もできないことはないという提案を受けた。1回の移植で可能性を2倍にできるため、時間も節約できるし移植代も1回分で済むという。なんとお得な節約術!わたしはすぐにでも「じゃあ2個行きましょう」と身を乗り出したのだが、先生がしばらく物思いに耽ったかと思ったら「しかし…よんさんの場合双子ができる可能性が高すぎる」と一転、制止してきた。アメリカの論文を画面に投影しながら「35歳で5日目胚盤胞ができる人は1個戻しをすべき」とここにも書いてあるし、まじで双子あるから今回はやめようという。

2個戻しをすると
①1つも着床しない
②2つとも着床して双子を出産する
③2つとも着床して1人が途中で死に1人だけ出産する
④1つだけ着床する
などのアウトプットがありうるという。しかも不思議なことに③の場合は一般的な流産と異なり、途中で死んだ子はもう片方に吸収されて胎内で消えてなくなる現象がみられるという!

②の場合、わたしは少子化に貢献できるし別にいんじゃないかと安易に思っていたが、あとで夫に相談してみたらやはり2個戻しはやめたほうがいんじゃないかとの意見だった。診察のときは子どもができるならこれ幸いと2個戻しに乗り気にもなったが、たしかに二人の子どもなので夫の意見も十分に反映する必要があった。

結局、院長先生の言う通りAAは超良好胚なんだからひとつだけ戻して、今回もだめだったらBBを2個戻しするのも考えてみようとなった。そうね、AAが2回連続ダメだったのにBBが2個とも着床するとも考えにくいし。とりあえず次回二個戻しをするかは今回の妊娠判定後に決断することに。

そしてわたしは陰性が今後数回は続く予感がすること、次の採卵は来年の2月にでもしたいと考えている旨を先生に告げておいた。そのときには4個移植しても妊娠していないという状態のはずだから、子宮側を疑って何かしら検査もしてみるべきか聞いたのだが、「検査…いろいろあるよね。でもね僕は検査はこれからもずっとしないでいいと思う。ひたすら採卵と移植だけしていけばこどもができないはずがない」と断言してきた。

つくづくわたしと院長先生は『超悲観×超楽観』コンビだ。片や患者は「何を根拠にそこまで確信を持てるのだ!医者がそこまで断言しちゃうのは危険では!」と思ってるし、片や「今回の移植で絶対できるから残胚で二人目のことでも考えて!」と信じて疑っていない。この患者と医者の勝負よ、いかに。

本日のお会計
血液検査・膣錠など
37,950円

病院で書類を作成してもらって東京都不妊治療助成金30万円も申請した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?