「この漫画の1巻買うなら面白くなくても2巻までは絶対に買わなきゃ……」~強迫観念が強かった頃のお話
中学の時、漫画の1巻買ったら本棚に1という数字『だけ』がある状態がとても嫌で絶対に2巻までは買っていた。
だって、1っていう数字があるなら2以降の数字も絶対あるわけで、2巻以降に続かない漫画なら1巻という数字は基本的につかないわけじゃん。途中で出版不可にならない限り。
なのにも関わらず自分の本棚には1しかない状態になってるっていうのが凄い気持ち悪かったんだよね。
もちろん逆に2巻だけあって1巻だけないって状態も気持ち悪いし、誰かから「これ面白いよ~」ってプレゼントされた本が7巻だけだったら1~6巻揃えなきゃ気持ち悪くて仕方がなくなる。
ただその対象は漫画本だけで、小説だとかゲームだとかDVDだとかは1巻だけでも気にならなかったんだよね。
そもそも小説に関しては毎回タイトル変えてたりするのもあるじゃん。有名どころ例にあげれば三毛猫ホームズとかしゃばけみたいに。
あと売れてから二巻が決まるからなのか最初から一の表記ない場合が多いしね。ナンバリングつく場合でも。
ゲームとかだとね、GBのドラクエⅢだけ持ってたんだけど初代とⅡは持ってなかったんだよね。
だけどそれも全然気にならなかった。
DVDは買うようになったのが社会人なってからだから、その頃には神経質な自分ルールなくなってたから気にしたことないや。
気付かないうちにその自分ルールから解放されてて、つい最近になってそういう事してた過去を思い出したんだよね。
今思い返すとバカバカしい事だわ。
神経質といえば他にもそんな神経質なルールがあってね。
これは潔癖とかに分類されるのかもしれないけど。
寝具洗うときは全部一式洗わないと気がすまないし、シーツやカバーだけじゃなくて枕は丸洗いするし掛け布団も丸洗いしなきゃイヤ。
でも、流石にマットレスは無理だからシーツ2枚重ねでオッケー。当然だけど2枚とも綺麗にしないとダメね。
ちなみに洗濯したものは風呂上がりの綺麗な状態じゃないと回収しちゃダメっていう徹底ぶり。
あとベットまわりは除菌ティッシュで一通り拭かないと気になる。
どっかに菌があったとしたら、せっかく綺麗にしてもそこからじわじわ広がっていくっていう妄想に取りつかれてたんだよね。
これも今は控えめになって、丸洗いする頻度低くなったよ。
天日干しくらいはするけどね。
大人になってシーツとカバーの予備買えるお金が出来たから、洗ったのストックしておいていつでも一式変えれるようになって随分楽になったし。
でもね、別にそんな事気にするのは強迫性障害だからでも潔癖症だからでもないんだよ。
ただ、なんか気になるんだよ。
そういえば自分の中学の時はDSとかPSPの頃なんだけど、携帯機だから外で友達とやったりするじゃん。
そんで家帰ったら除菌ティッシュで絶対ゲーム機拭いてたなぁ。
今だとそれはスマホになるんだけど、スマホも外で使ったら絶対除菌ティッシュで拭くし、あとトイレでは緊急の用以外使わないようにしてる。
アルコール使わない方がいいのは知ってるけど、除菌ティッシュの含んでるアルコールなんてたかが知れてるし、その後乾いた布で拭き取ってるからか壊れたりとかしたことはない。
けど、これって別に神経質じゃなくて手洗いみたいなもんだから普通の事だと思うんだよね。
自分のまわりではそんな事してる人はあんまりいなかったんだけど、自分が潔癖とは思わないな。
皆が自分よりもルーズなだけで。
1日何回もお風呂入ったりだとかそういうタイプの人間じゃないし、この強迫観念で人生に支障をきたした事ないから病気レベルではないと思う。
それに今はそういう侵入思考が働く事もなくなってきてて、たぶんあれって思春期特有のやつだったんじゃないかなって思う。
今は今で、火止めたっけとか水出しっぱなしじゃないかなみたいな心配は出先で凄く気になる時あるけど、そういうのは独り暮らししてる人共通の不安だと思うし。
歩いてる時に落とし物してないか毎分気になる事があるんだけど、これも注意力高いだけで別に生活に支障ないから不便してない。
ただ最初にあげた漫画本1巻だけ持ってるのイヤ問題は多少支障あったかもね。
つまんなくても買わないといけないし。
あと4コマとかアンソロジー系の漫画あるじゃん。A5判サイズの単行本より大きいやつ。
あのサイズで出てる漫画って発刊ペース年1とかだから買っちゃうと1年間もやもやさせられちゃうのね。
だから気になっても2巻が出る来年まで買えないってのがあった。
それはめんどくさかったかな。
まぁ、今思い返すとこんな風に笑い話に出来るお話だね。