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獅子舞 D5
2019年 東京都あきる野市にある「上代継獅子舞」を、当時野鳥撮影をメインとしていたNikon D5にTAMRON150-600mmを付けて撮影。
父が笛吹をしていたので、撮っておこうと思い立ち出かけた。
幼い頃に一度「舞ってみるか?」と聞かれたことがあったが、中学生だった自分はあまり興味なく断った。
今にしてみれば舞ってみたかったものである。
上代継獅子舞いは、大頭(だいがしら)、牝獅子(めじし)、小頭(しょうがしら)と呼びます。
花笠は少女がかぶり、ささら摺りをしています。 ささら(簓)は、多数の溝を彫り込んだ竹の棒を、細い棒で擦ることにより音を発する民俗楽器です。秋の稲穂が擦れあう擬音を「ささら」といい、五穀豊穣の意味があります。
男女の三角関係、恋の葛藤を表す演目です。
野鳥以外はあまり撮っていなかったので懐かしくなり、モノクロにレタッチしてみた。
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荒々しくも神聖な趣を感じられる舞。
「唸る獅子頭(ししがしら)」
昔、代継のある家の蔵に、毎年お祭りの時に行う獅子舞の獅子頭が三つしまわれていた頃のことです。
ある晩、この蔵に盗人が入りました。あれこれ盗み出す物 を探しているうち、立派な木箱が目にとまりました。ふたを開けると、大切な物とみえて布で包んだ物がありました。ほどくと、よじれた角が二本ある赤塗りの 獅子頭が目をむいています。生きているようです。次の箱を開けると、今度は宝珠のついた、これも赤塗りの獅子頭が盗人を睨みつけています。
ことによったら三つめも?
と思って、残りの箱のふたをとると、角が二本ある赤塗りの獅子頭が現れました。盗人は、三回も獅子頭に睨まれてうす気味悪くなりましたが、
あんな立派な獅子頭があるくらいだから、値うちものがあるにちがいない。
と思い、獅子頭の入っている箱をそのままにして盗む物を探しまわっていると、どこから唸り声がしてきました。気のせいか、声は獅子頭の入っている箱の方から聞こえてくるようです。近よってみると、三つの獅子頭 が唸っていました。声がだんだん大きくなります。盗人は何も盗らないで蔵からとび出すと、
『獅子頭が唸った!獅子頭が唸った!』
と叫びながら逃げ去りました。
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撮って良かった。
そして、見返してみて良かった。
写真ていいね。
それではまた。