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第七回:About Manchester United!①-新戦力の魅力-

ハローグドアフタヌーン!どうも、N40K1です。

今回はブリテッシュ感を出していきたいと思います。まぁどう出すかは聞かないでください。もう挨拶だけでブリテッシュ感は終わりそうですね。

マンチェスターユナイテッド。世界でも有数のビッグクラブ。しかし近年はあまり良い成績は残せていません。私の一番好きな選手ロビンファンペルシーが得点王になった12/13シーズンを最後に優勝を逃し続けています。

今年も前半戦は以前のように全く良くなかったですが(良い部分ももちろんありました)、後半戦、特に冬の移籍市場明けからは格段と熱いチームになりました。要因はなんなのでしょうか。何度かに分けて考察して行きたいと思います。

ブルーノフェルナンデス、イガロの加入

まずはこれにつきます。特にフェルナンデスはチーム全体をガラッと変えてしまったように思えます。

今季の前半までは、ユナイテッドはラッシュフォード、マルシアル、ジェームズなど非常にスピードのある選手が多く、基本的に点をとるときはカウンターということが多かったです。

なのでボールを支配して基本ユナイテッド陣内でパスを回し点を取ろうとしてくるビッグ6相手にはこの速いカウンターは切り札となり、ビッグ6相手の試合はかなり勝ち点が取れていました。(4勝2敗3分け)
相手が攻めてくる時は5バック気味で守り、カウンターとなると前の3枚+両ウィングが上がってくるという戦術を敷くことが多かったです。

しかし、ユナイテッドよりも格下の相手、特に引いて守ってくる相手にはカウンターをしようにも相手が攻めてきてくれません。

カウンターとは、相手が攻めてきて相手の守備の枚数が手薄になったとき、すなわち相手の守備がまだ整っていない時に一気に攻め立てるという戦術

ですが、相手が攻めてきてくれないと始まらないのがデメリットです。なので初めから引いてくる相手にはユナイテッドがボールを支配しなくてはなりません。

ユナイテッドは相手を崩すサッカーはあまり得意としていませんでした。単純に相手陣内に切り込むパスを出す中盤の選手が少なかったのです。
マクトミネイ、マティッチなど相手の攻撃の芽を潰す選手はとてもレベルが高いです。
しかしファイナルサードにパスを出す選手、フレッジやペレイラは今季前半はあまり機能しているとは言えず中盤で停滞することが多かったように感じます。この手の1番の名手、ポール・ポグバも怪我やによるコンディション不良や、モチベーション低下などが囁かれ、あまりクラブと上手くいっているとは言い難かったようです。ほんとにライオラと手切らないかなと切実に思います。
このことから格下相手に得点を奪うことができず、引き分け、あるいは相手のカウンターにあい失点してしまうというケースが目立ちました。

それらを打開したのが後半戦、冬の移籍市場で獲得したブルーノフェルナンデスです。彼は試合の中盤を支配しました。アタッキングサード、ファイナルサードへのパス、さらにはミドルレンジからのシュート、サイドに散らす能力全てに長けていました。彼のおかげで格下相手にも意味のあるパスが回るようになり、ゴールへ直結するパスも増えました。フェルナンデスのおかげで以前よりも点が入りやすくなったのはこれらが理由であると考えられます。
いきなりプレミアリーグに来て活躍ができるのか、と言うファンの不安を一掃しました。本当に素晴らしい選手です。
アシュリーヤングの前の18番、ポールスコールズのような選手です。少し違うか。

そしてさらにもう1人、冬の移籍市場で獲得したイガロです。彼こそ本当に必要な選手なのかと逆の意味で話題になりました。しかしFAカップ、ヨーロッパリーグを同時進行で戦う上にはFWのターンオーバーという意味で私はポジティブに捉えていました。ラッシュフォードもちょうど怪我で長期離脱してましたしね。
その程度の予想だったのですが、大方皆さんの予想よりもはるかに上をいきましたね。今季のユナイテッドにいなかった大型のFWでポストプレーに長けた選手だったのです。決して足元が上手いという選手ではありませんが、ボールを前線で収める技術、さらにはシュートセンスも持ち合わせていました。そのシュートセンスによってFAカップ、ヨーロッパリーグでは得点を量産。先発で出た試合には必ず得点をするという計算できる選手でした。ポストプレートに関しては第29節シティ戦の最後のポストプレーですかね。あれには分かる人にしか分からない凄さがあったと思います。
スールシャール監督は分かっていたのかもしれませんが、ファンとしては嬉しい誤算だったでしょう。イガロのおかげでFAカップもヨーロッパリーグも勝ち残れていると言っても過言ではないです。レンタル期間を延長してくれたことに感謝したいですね。
さらにユナイテッドファンということでファンの間でも親しまれる存在となってくれたことも嬉しいです。

この2人が今季後半戦のユナイテッドの躍進を支えています。
次回②では現戦力の底上げについて書こうと思います。特にフレッジ、そして最近復活し始めたポグバ。彼らほど戦力の底上げになった選手はいません。
今回はここで。明日のボーンマス戦も楽しみだな〜。あと結局ブリテッシュ感は全く出なかったな...

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